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非凡のものの命のハードル

「そう。結構繊細で難しいことだ。

普通の動物のように生きて死ぬものじゃなくて自分が思う自分として生きる。元々そうじゃないと姿が変わって戻ることも説明ができない存在だ」


「やはりその分はまっすぐじゃないと思うんだよな」


「平凡の話にならないね。『あまりにも都合の良い話だ。ならなんでそんな存在が目の前には現れないんだ?』となっちゃうから。夢の中の出来事は所詮夢だから散って溶けるように、『そう思ってるから出れないんだよ』と笑うしかない」


「ウチは信頼してますよ」


「よせ。

もしその『自分が思う自分』がよくわからなくなったら、そこで目的意識を失って『自動人形の生存本能』も怪しくなる。普通の部品のままに、削ると削られて錆び付いて機械疲労が出ちゃう」


「ドアのラッチとヒンジみたいにですね」


「そう。潤滑油(じゅんかつゆ)も必要だしあやしいと新しい部品に切り替える。普段の負担が問題なら素材をより適切なものに変える。

……その全部がどうでも良くなってまあ、目的を失ってお酒の犬になる人の子のようになっちゃうのだ」


「でも生命力は人より強いです」


「そうだな。そのまま動けなくなるまではとりあえず存在はするのだ」


「まあ、そこは本当に『幽霊であり機械である自動人形』くらいにならない限り、本当に自分の体で合ってるか自信がなくなったら難しくなりそうです。

これはただウチが『霊糸のエーテル』を操ることができるからの想像ですけど」


わたくしはその斬新すぎる意見で頷いた。


「そういう何でもありの存在がいるのならば。

どんなガラクタも『いや、問題ない』と付けて自分だと再起動するとか、物質じゃない何かを胴体にして動かすこともできるかも知れない」


「なんか無茶苦茶な概念が出てますが」


「私はこれでも1人で何千年生きたものだ。変な概念くらい思う」


「そうですか」


「でも、私の感覚では写の記憶、か、それぞれの固まった機体が自分自身を動かすその動力は別に人の子が死ぬ時出ると言う幽霊などとは仕組みが違うんじゃないかと思うのだ」


「と、言いますと?」


私は自分の仕組みに関してずっと思ってたことを教える。


「考えること、思うことと覚えることに平凡の人間も非凡のより大きいものも、

きみも、

白神女も神獣さえも使うその……」


「言葉?」


「そうだな。言葉で動く。

平凡のものが死ぬ時に減ってどっか行く霊のエーテルは言葉ではないからな。その面では確かに仕組みが違って別のものだ」


「言葉がそのもの命になってるものですか。そして、それ自体は『どの存在も同じ、その言葉』ですか」


「そうそう」


「ちなみに、白神女よりその神獣さんの方が偉いですか?知名度がぜんぜん違います」


「まあ、これから6時間57分くらい喋らないといけない物語をいったん切ると、私はそう思ってる。

以前白神女と神獣が『周りの状況が都合良く働く』ことを言ったんだよな」


「言いましたっけ……

とりあえずレグノの旦那の一人称が僕だった時期の話は聞きました。砂漠のキャンプで出会って『ライト?紹介する?』みたいに軽すぎる……

あ、もともとそれが神獣の方だった」


「それもあったな……

まあ、その時でも正しい。いったん白神女は絶対『あの無限の命が欲しい』と狙われないし、『その牛をよこせ』と言われないし、『でもあの人はどっちにも無害で、むしろ手を出そうとしたということで国際問題になるかも知れないですぞ!?』と、変なことを考えた人もその意欲がなくなる」


「それは不思議だな。

というか、レグノの旦那は何でそんなに詳しいですか」


「直接会った時もあったけど、私は全能だから。平凡の物事の全能だからどっかの働き者としていたのだよ。為政者の働くものの職員として。

はは、でもそういうのもずっと騙されて破られたりするのだから、難しいものだ」


「大変でしたね」


「そう言うのは楽しい。

とりあえず、そんな平凡の人たちが『自らその気がしない』ことが凄くて、それが今白神女がもしかすると寿命が尽きたのではないかと『ドルイド禁止令』がちょっと教皇庁の非凡科によって検討中である今も普通にギルドの……頭が白い人を見て、マギアが『白神女のような人だ』とかを言う理由にもなってるけど……

それ全部が神獣、白い牛が持つ能力だ」


「無茶苦茶な存在だな」


「おうし座から来た星のものなんだろうか?

わからないが……

そういう存在も共通的に言葉は扱う」


「そうでした。言葉の話だった」


「話す時に、考える時に、もっと利便なものを思って、効率というのを定義するための目的を立たせて調整する。

そこに使われるものが、自動人形たちも動かしているのだ」


「ふん、そして神獣は『鋼系・ライト』が知り合いのように言いました」


「そう。ライトというお方も必ず話で動いて、話ができるものだという意味にもなる。

まあ、そう言うのがわたくしの大きい題の(いしずえ)になっている。

平凡のものだけじゃなくて、自動人形という怪力乱神も普通だ、その心の根拠を保ちながら生きてるのだ」

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