郷立高志地霊学園7話
「あれ?サコにぃってほとんどなかったよね?」
「今は全部で16個あるぞ。複合も合わせてだが。まあ、それがなくても15だからな」
「ふーん。(良かった…無くなってなくて)」
「これで終わりとしましょうか」
「お兄ちゃん、遊ぼ!」
「何をするんだ?」
「大○闘スマッシュシスターズしよ!」
「いいけど、お前が勝つだろ」
「じゃあ勝つまですればいいじゃん」
「そういう問題じゃないだろ。ああいうの慣れないんだよ。RPGとかレースなら得意だけど」
「今日はこれがいいの!」
「じゃあ今度はレースな」
結局、半日を費やすことになった…。
夜だな、寝るか。
ーーーーーーーーーーー
ここはどこだ?地上か?
俺は夢の中でも地霊殿に行く。
これがいわゆるサコクオリティーというやつだ。
じゃああの空洞(?)を降りていけば地霊殿だな。
地霊殿♪地霊殿♪
「ねえ…」
ん?気のせいだよな。
「待って……」
…今度ははっきりと聞こえた。
「誰だ?」
「え…?私……は………よ。お願い…………いで。待……………サ………………コ…………………」
「え?ちょっとお前は……?」
ゴトン。
あーあ。夢オチかよ。
…嫌な朝だな。
なぜ名前を知っている?
あの声はさとりでもこいしでもフランでも姉様でもない。
夢の中にも関わらず姿すらわからなかった。
しかも4月2日に見た夢だから自分と無関係なはずがない。
とりあえずあまり深く考えないようにしよう。
能力上仕方ないことかもしれない。
ガチャ。
「おはよう。あら、もう起きてたのね。
支度をしましょう」
そうだった、学園に行かなければ。
その日の登校中のことだった。
「ねぇねぇ。サコにぃはここに来て何年なの?」
「3年じゃないかな」
「………そう…なんだ」
この時俺は気付くことができなかった。
こいしが悲しみの表情を浮かべていたことに。
そして誰にも聞こえない声でつぶやいた。
「忘れているんだね……。
自分のこともあの人のことも…」
この時から日常の歯車は狂っていった…。
プロローグ
未昔の4月2日




