東方地底秘話41話
「いや、さっき付けてたのに外してまた付けることが何かあったじゃないだろ」
「突然部屋に入って来るから驚いて外しただけよ」
「そういうのが気に入ってるなら、それでいいとは思うが。いっそのこと日常的に付ければいいのに」
「いやよ」
「なんで」
「覚故にしか………見せれない」
「そうか。意外と恥ずかしがり屋なんだな、お前は」
「ち………違うから、そういうのじゃないから」
「じゃあ何だ?」
「特別に見せてあげただけよ」
「その真っ赤な顔で言われてもな……。
俺に見せるつもりだったんだろ?」
「そんなことで私が動揺するとで……も……」
「どう見ても動揺してるじゃないか。
体が震えているぞ?」
「目がおかしいんじゃない?」
「そんなことはない。お前を見る俺の目に偽りはない」
「そんなに見られるとちょっとね……」
「それ以上に俺を見てるお前が言ってもな……」
「ふふ。そうね」
猫耳はかなり好みなのだろうか。まだ外していない。
「じゃあ、俺と2人でいる時は猫耳着用で」
「ここ(地霊殿)の中だけがいいの。変なこと言わないで」
「ここにいるなら付けたままなんだな?」
「あ、しまった……」
「まあいいじゃないか。可愛いから」
「本……当…?」
「ああ」
覚無が極度の興奮状態になったから、俺はそってしておいた。
5月18日金曜日 午後
覚無も落ち着きを取り戻したところで、
昨日話せなかったことを言う。
ちなみに猫耳ヘアバンド着用中。
「フランが?何のつもりなの」
「とにかく暇なようにも感じるが。
よっぽど退屈なんだろうな」
「突然言い出すのも、自然ではない気がするわ」
「話す機会なんてたくさん……いや、ないか。もしかすると、お前のことを知っていた。そう考えるのが妥当だ」
「姿は見せてないから、口頭で知っただけでしょ。やっぱり怪しいわ」
「そうだな………」
「覚故、紅魔館に向かいましょう。もちろん2人でね」
「今からか?」
「いいえ、6月の中旬以降でいいわ[
「なんで1ヵ月も後なんだ?」
「それは……………………………ということ。どう?」
「お前の独占欲も恐ろしいが流石だ。
相手の弱点がよく分かっている」
「最初の一言、余計だから」
「ああ………」
覚無が言った通りに1ヵ月程待った。
そして。




