郷立高志地霊学園3話
「地霊A組担任の清く正しい射命丸です!みなさんよろしくお願いします!」
うわ…やっちゃったよこの人…
入学式の日にも関わらず教室に雪を降らせるとはなんてやつだ。
「うう…寒いよ…」こいしが震えている。これは許せない。
「ちょっと。今の発言は非常に寒い。
どうしてくれるんでしょうか?
今の発言はやめてもらいたい。」
「やめてもらうって…」
文が困った表情をする。
「必要あることだけ話して下さい」
「今のは必要ないんですか…」
「ブン屋ってことぐらい
分かるでしょ?
それとも知名度がないんですか…
新聞は購読者がいないと意味無いですがねー。
まあ、やめていただかなければ核融合に新聞混ぜますけど」
「あやややや、それは困りますね…
分かりました」
勝ったな。
「ちょっと文!」
「ん…?あ…」
「なんであんたが担任なのよ!」
「連絡が来てそれを引き受けただけよ」
「誰から?」
「白黒学園長から」
「…なら仕方ないわね」
「まあ、今どきの念写なんかするからですよ」
「文だって、マトモなネタ書いてないじゃない」
「読んでもらえればいいからね」
「ああ、皆さん、今日はこれで終わりです。明日から授業が始まります。9時からなので遅れないように。解散」
さあ、B組に行くか。今日のメインイベント(?)とも言える。
「サコ、余計なことに巻き込まれないようにね」
起こることが分かる故に忠告したのか。
それとも心配したのか。
よし着いたぞ………隣に。
その光景は想像以上の現実だった。
想像通りであれば⑨ことチルノが教室に入った瞬間、あの最強クラス生徒により圧倒されるとかそんな予想だった。
まあ、実際は凄く春らしい桜でも咲いたのかと言うほど暖かい教室があった。その教室の隅を除いて…。
帰るか。
どうせさとりたちは帰るの早いから。
飛ぶか。ん〜どこだ〜?




