東方地底秘話31話
2つ目までの問題を答えている。まさか……
「だって、私が紅魔館に逃げるように仕向けたから」
どうやって……
「.紅魔館に逃げる意識を創った。これで理解できるよね?」
全ての問題に答えたということは……
「その通り。3rd eyeを使っているよ。あなたを知るためなら惜しまない。昔じゃないから………」
人狩りの理由は………
「自分を忌み嫌う人への復讐……」
予想通りだ。だが、人数が……
「あの人数の全てを銃で殺したわけじゃない。最初は、ただの凶器だった。
ナイフとか、包丁とか、ナタとか、ハンマーとか」
危なすぎる……。
「数人殺した時からかな。誰も家から出て来ないから、1軒1軒入ったよ。そしたらね、何の抵抗か分からないけど私に雪玉を投げてきたの。おとなしく殺されればいいのに。とても憎かった。何もしていないのに、最初から決めつけて。誤解するから……。この続きは話したくもないわ。意識を創ってあげるから、目を閉じて」
言われた通りに目を閉じる。
見えてきたのは、住人と覚無の会話だった。
「これ、お前がしたんだろ?」
「違う。私じゃない」
「正直に言えよ。お前だろ?」
「ち、違う。私はしてない……」
「それなら、他に誰がしたんだ?」
「そ、それは……」
「ほら、答えられないじゃないか。嘘をつくな。お前だろ!」
「ち……違うよ……私じゃ……」
「お前だ!この嘘つき!」
「なんで……そんな……」
「こいつが殺されたのは昨日の夜。お前が昨日の夜にここを歩いていたのが見えたという証言がある。お前だろ」
「うっ……うっ……」
「泣いて許されると思っているのか?それはないぞ」
「分かったよ……私が犯人でいいよ……そうすればいい……その代わりに、全員殺す」
「最後が聞こえねえ。何て言った?」
「全員……死ねええええええ!」
「その包丁、どこから………うっ!」
「信じてくれないのなら、要らない。誰も要らない。どうせ忌み物にされるだけなんだもん……。
何も要らない。要らない要らない要らない要らない。邪魔。邪魔邪魔邪魔、全部要らないよ……」
そこで、一時的に意識は途切れ、別の意識へと変わった。
「来たぞー!一斉攻撃だ!」
「(何これ……雪玉?こんなもので……)」
ガラガラガラ。
覚無が民家の玄関に入る。
「君……誰?」
「お前……誰だよ?」
「君……私と同じくらいの歳かな?こんばんは……」
「お前……なんだよ……その手……なんで血がついてるんだよ!」
「え?これは……」
「こっち来るな!この殺人鬼!」
「………やっぱり、誰も要らないね」
ドン。
「え?何これ……?銃?私……こんなもの持っていなかったのに……」
ガラガラガラ。
覚無が玄関から出ると、再び雪玉が飛んでくる。
「(みんな邪魔……全部要らない……)」
ドン。ドン。ドン。
2階の窓の近くにいる住民を撃ち殺している。
1分後には、雪玉は飛んでこなかった……。
「(何これ…….楽しいな……すっごく……楽しいな……誰にも邪魔されないようにするため…。あは、あはははは、あはははははははははは!」
意識はそこで途切れた。




