表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/14

1 時は繰り返す。終わりの始まり。

この物語は一人称視点の物語です。

視点は主人公「俺」以外一切変わりません。

ですから三人称視点のように、主人公の目線ではなく、もっと客観的に物語を見てほしいです。



「...て...きて...起きて!」


???がなにかいっている


「寝てないでプリントを出して!」


???がなにかいっている


「プ・リ・ン・ト・を!」

「僕ですか?あっすみません、どうぞ。」


???がうるさいので内心舌打ちをしながら俺はプリントを渡した。


「ヒナ、何してるの?あんな奴、気にかけなくてもいいのに。さっさといこう。」

「大丈夫、終わったから今行く。」


どうやらヒナというらしい。すっかり忘れていた。人の名前を覚えるのが苦手だ。

曇り空の今日、教室は空の静けさとは裏腹に喧騒に包まれたていた。


(学校早く終わらんかな。眠いんだよ。うるさいな。)


このクラスは一人一人の個性が強すぎてまとまりがない。

ゆえに落ち着きがなくうるさい。


(どうでもいいか。今は寝ることが最優先だ。あと少し休み時間が残っているから寝...ん?)


「なんだ」「床が、床が光っている」「えっ、なに」

(なに床が光ってる?何馬鹿なこと言ってんだ。床が光るわけ、え、床が、まさか異世界転せ...。)




(うっ、どこだここ。定番だと城の中だと思うのだが。)


天井が見えないほどの部屋に転移?させられた。金色の装飾が多すぎて目が痛い。


(しかし広いな、こんな金あったら俺はゲームに課金しているだろうな。あれ、あそこにいるのは王様かな。チッ金持ちが。)


「よく来てくれました異世界の皆さんいや地球の皆さん。

今日、創世期74年11月29日、私の名前はカイ・ライル・アリセイン。この国の王だ。

いきなりですまないが君たちには魔王を討伐してもらう。光栄に思え。君たちは重要な使命を与えられたのだ。」


「え、魔王?」「無理だよ」「なんで俺たちが」


どうやら王様に魔王討伐を命じられた?半強制的な気がする。


(え、魔王?無理だよ。なんで俺たちが?まぁ王様落ち着け、ただの一般高校生ができるはずがない。)


なんて考えているときに王が

「とりあえず君たちにはクラスが割り振られているはずだ。確認してくれ。

指で空をなぞれば見れる。」


(えっw、なんか恥ずかしいな、でもどうせチート級のクラスだろ、もしくは最初は弱いけど後から強くなるパターンかな。おれTUEEEEEできるのか。)


『クラス』

『ノーマル:使えるスキルが1つしかない。

      固有の能力を有していない。 』


『使用可能のスキル』

『封印:封印を解かなければなにも役に立たない。

※封印を解く条件は本人にはわからない。 .』


クラスがノーマル、唯一のスキルが封印、使えない、


(オワッタ。で、でも封印さえ解ければ...。条件がわからないって。

どうすればいんだよぉぉぉ。さてみんなはどんな感じなんだ?)


「大魔導士か」「聖女?」「守護者!」


(あれ俺だけか、こんな外れくじを引いたのは。だれか少しスキルを分けてくれ。)


ん、???が話しかけてきやがった。


「君のクラスどうだった?」

「僕はノーマルってやつ。一つしかスキルが使えない。」

「そうなのか。僕も一緒だ。同じ仲間同士がんばろう」

「ありがとう。がんばろう。」


???がどこかへ走っていった。


(まさか同士がいるとは。少しは不安が減ったな。でもどうしよう。ちゃんとついていけるのか。)


俺が自分を心配する暇もなく王は


「とりあえず7日ほど自由時間にする。好きにしてくれ。」


何もしないが本音だが、さすがに表面上何かしなくてはいけない。


(異世界観光でもしようかな。あれさっき思ったことと矛盾しているような。)


間髪を入れずイケメン野郎が


「とりあえずみんなのクラスを教えてくれ。魔王討伐に役立てたい。」


(なんてほざいている。リーダーぶりやがって。こっちの身にもなってくれ。)


「ねぇ、優作のクラスはなんなの?」

「俺は聖騎士だ。ヒナは?」

「わたしは聖女ってやつ」

「使えそうだな。みんなはどうだ?」


(ほら、どうせ決まっていたことだ。このまま二人がくっついて、魔王を討伐してハッピーエンドだろ。実につまらない。今回の主人公はあいつらか。しかしどうして、せめて封印以外だったらどうにかなったのに。)


「俺は守護者。」「僕は聖職者。」「私は...」


(まずい、このままだと痴態を晒すことになる。嘘をつくか?いややっても意味ないな。)


ついに俺の順番が回ってきた。


(追放系はあまり履修していないんだよ。どうすればいいn)


「君のクラスは何だい?」

「ぼ、僕ですか?ノーマルです」


イケメン野郎が眉を少しひそめた。


「...ちなみに使えるスキルは何だ。それ次第だ。」

「封印ってやつです。でも封印を解かなければ何の効果もない。」

「つまりゴミスキル&ゴミクラスってわけか。」


クラス中の視線が俺に集まる。どれも冷たい視線ばかりだった。


(そこまで言わなくてもいいだろ。こっちの身にもなってくれ)


「おまえは魔王討伐の足手まといになる。ここから出て行ってくれ」

「えっ、そこまで言わなくても」

「静かにしていろヒナ。魔王討伐は命懸けだ。足手まといは必要ない。」

「ちょっと!言い方に問題があるよ。それにいてもいいじゃない。

私が守るから!」


イケメン野郎の瞳孔がかすかに大きくなった。


(部屋が暗かったのか?)


「チッ、ヒナ分かってくれ。」


(ありがとうヒナさん。わざわざ庇ってくれるなんて。見直しました。でもいいんだ。)


「いいですよ別に、僕はどっかに行きます。」

「でも、」


「そうだよ。」「そんな奴気にかけなくていいんだよ。」「足手まといだろ必要ない。」


クラス中が俺を責め立てている。あのノーマルの奴も同様だ。


(同士だと思っていたんだが。悲しい。これが同調圧力ってやつか。)


ただ一人ヒナさんだけが攻めなかった。


「みんながみんなどうして、ひどい。」

「決まりだな、いやまて、一応弾除け代わりとして使えるかもしれないから

魔王討伐の時には来いよ。

 ゴミでも役に立つ。」

「はい。」

「わたし出ていく、こんなところにはいられない。」


周囲に動揺が走った。


(みんなヒナさんは出て行ってほしくないんだな。俺は?ねぇ俺は?)


「おい、まてよ」

「僕のことは大丈夫です。自分の腕を磨いて魔王討伐の役に立ててください」

「どうして...」


(7日ではなく恒久的に自由になっちゃった。まぁこれで異世界観光ができる。

なんでみんな揃って俺を排除しようとするんだ。ヒナさんだけだ庇ってくれたの。)


相変わらず冷たい視線が俺に降り注いでいる。


(うっ、それはそうと聖騎士と聖女コンビが崩れたな。この物語のヒロインは誰なんだ。

関係ないしさっさと出ていくか。)


「じ、じゃぁさようなら」

「...。」


(さぁおさらばだ、グッパイクソども、一人を除く。

誰かに見られているような気がしたけど気のせいだ。

さよなら、そしてこんにちはこの世界。)


「あ、王様少しだけ旅の資金をw」


(お金は必要だしね。)


王から俺は余分に旅の資金をもらった。どうやら少しは同情心があったらしい。


主人公の一人称が「俺」や「僕」に切り替わるのは、心の中では「俺」って言ってしまうけれど、人と話すときは敬意を払って「僕」ってなってしまうというイメージです。

伏線回収どうしよう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
挑戦的な作風に思う、今までみたクラス転移とは何かが違う
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ