表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
〜アリとキリギリス〜  作者: 丹羽 カメゾウ
1/9

アリとキリギリス

夏の ひねもす 夜も すがら


歌い くらした キリギリス、


秋の 来たのも 知らぬ 間に、


「つめたい 風が。」と おどろけば、


いつか 悲しい 冬の空。


やぶれた ひとえ (いち)まいで、


寒さは さむし、はらはすく、


なきながら 立つ アリのかど。


雨に しめった こくもつを


アリは せっつせと ほしていた。


「どうぞ アリさん、わたしにも


分けて ください、おがみます。


今度の 夏の 来るまでに


利息を つけて 返します。」


言われて アリは けげん顔、


夏の 日ながに 大あせを


流して ためた 食べ物を


分けて くれとは ずうずうしい。


暑い 間に 働いて、


寒い したくを しておくに、


あなたは 何していたのです。」


(いち)日青い葉のかげで、


歌を うたって おりました。」


「はてさて それは けっこうね、


歌が すんだら この 冬は


おどりを おどる 番でしょう。」




 ーーイソップものがたり 最新版

   楠山正雄 編    

    アリ と キリギリス より

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ