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プロローグ 其の二

そもそも、私が前世の記憶を取り戻したのは物心が付く前からである。といっても、生まれた瞬間に思い出していた、とかではなく、少しずつ夢に出てきたというかんじだ。

その夢とは、今とは違う名前で呼ばれた、私から見た波乱万丈な日常生活だった。前世でも私はちょっと・・・どころではないが、特殊な家庭の一人娘で両親にしっかりと愛されながらもいま思うとないわーって思うようなことを教えて貰いつつ、そこそこ良い小学校、中学校、高校に入り、大学は行かなかったものの、一応大学で習うことは勉強しておき、両親の仕事を手伝いながら一人立ちできるようにバイトをしていた。

そしてとってもダサいことに両親の仕事の手伝いから帰るときに交通事故にあったのだ。うん、私がよそ見してたのもあるけどさ、おっさん飲酒運転してんじゃねーよ。今更だけどさ。


とまぁ、こんな奇妙な夢をみつづけたらさ、不安になるわけよ。この記憶はなんなんだ、ってね。だから5歳の時に両親に相談したのだ。変な夢を見る、と。

そのことに対し、両親は割りとあっさりしたものでー・・・


「「もしかして、前世の記憶じゃね?」」


と言っていた。軽いな、と思ったのは私だけじゃないと思う。

だか、"前世"という言葉にこう・・・ストン、ときたのだ。

今思うと、夢を見ていた頃から大人のような落ち着きがあったのもそのせいなのかもしれない。両親もそれを感じて"前世"といったのかもしれない。


まぁ、すごい遠回りになったのだか何を言いたいのかというと・・・。

その、前世の記憶に人ならざるもの、つまり妖怪や(あやかし)がないのだ。

いや、ないというのには語弊がある。妖怪や妖は、想像上での生き物でしかなかったのだ。まぁ、"生き物"といってで良いのかはよく分からないが。

小さい頃、それに気づき、両親に前世の記憶と共に相談した。

正直、前世の頃の私は"陰陽師"という役職を信じていなかった。だか、ファンタジー系の話は好きで、小説やラノベもそういう種類の作品を買っていたのを覚えている。


相談した内容は極簡単なもの。

本当に"陰陽師"になるのか、というもの。

前世の記憶は多少厄介なものもあるが、一番の厄介事は妖怪や妖が見える事だった。

小さい頃から見えたとしても、前世ではみえてなかったのが当たり前だったせいか、妖怪や妖は恐怖の対象になっていた。まぁ、いまは慣れてきているけど。

両親に妖怪や妖のことを詳しく教えてもらい、考え、理解したうえで陰陽師になる、と答えたのだ。


だからといって、小学校の時点で前世と現世の知識のた違いがないか調べるために大学の勉強内容までおさらいされるとは思わなかったけどな!!

なんだか不完全燃焼のような気がする。


次は乙女ゲームの内容を書こうと思ってます。

次の次くらいで本編に入ると思います。

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