第24章「生と死の狭間の一歩」
「第四クォーター」の標識をかなりの距離にわたって通り過ぎた後――
彼らは、床全体が木の板でできた区域へと入った。
そのうちの一人が、怯えた様子で周囲を見回しながら、さらに走る速度を上げる!
その最中――
彼の足が、一枚の木の板を踏んだ。
すると、その板が数センチほど沈み込む。
彼はすぐさま足を引いた。
そして、再び走り出すよりも前に――
かすかな音が聞こえた。
その瞳孔が、極限まで縮む。
全力で、その場から飛び退こうとする。
だが……
ほんの一瞬のうちに、直径およそ六メートルの範囲が、木の板の隙間から突き出した槍で埋め尽くされた!
足で踏んだ板が沈み込んだことで、その瞬間に開いた隙間からだ!
空中へ飛び退こうとしていた彼の身体を、三本の槍が貫く!
血が木の板を濡らし……
そして……
他の者たちの血と混ざり合う……
この罠は、わずか数秒のうちに、先頭にいた四人を殺した……
その光景を前に、ハイヴェンは槍に貫かれていく者たちを見つめる。
その顔に、ほんの一瞬だけ驚愕が浮かんだ……
だが、すぐに消える。
代わりに現れたのは、激しい苛立ち。
それすらも、やがて消えた。
後に残ったのは……
冷たい顔だった。
この世界の残酷さを、その一端だけ理解した顔。
その瞬間――
ハイヴェン自身も気づかぬうちに……
心の一部が、凍りついた。
視線を動かす。
なおも速度を上げ、自分を追い越しながら死へ向かって走っていく者たちを見る。
そして、呟く。
「どうして、お前たちはそんなに簡単に自分の命を危険に晒す?」
「まるで……自分の命に、一度たりとも価値を感じたことがないかのように。」
「そうだ。」
「お前たちは、自分自身を極限まで軽蔑している。」
「その巨大な空虚……」
「その魂に刻まれた、大きな亀裂……」
「それを埋め、鎮められるのは……称賛と崇拝だけだ。」
「そして、それはその空虚を……さらに大きくしていく。」
「自分の命に価値があると理解していない者に……その命を危険に晒す権利なんてない。」
「結局、お前たちは……社会の圧力に押し潰された、ただの愚か者にすぎない……」
……
走りながら、ハイヴェンは一枚の木の板を踏んだ。
その瞬間、瞳孔が極限まで縮む!
すぐさま、全力で横へ身を投げ出す。
そして、ほんの先ほど踏んだ板へ視線を向ける。
「罠が……作動しなかった?!」
「なら……」
「さっき、板が沈んだと感じたのは……ただの錯覚だったのか?!」
「俺は……いつから、こんなにも怯えるようになった……?」
二人が、ハイヴェンの横を素早く通り過ぎていく。
ハイヴェンは立ち上がり、再び走りながら考える。
「この罠は、木の板が完全に沈み切れば……速度では避けられない。」
「板が完全に沈んだ瞬間、どれだけ速くても、槍から逃れることはできない!」
「だから、この罠を避ける方法は……」
「そもそも、罠を作動させないことだ!」
「なら、他に選択肢はない。」
「木の板が沈むのを感じた瞬間……」
「それが、ただの木の板がほんの少し沈んだだけだとしても……すぐに横へ飛び退き、距離を取るしかない!」
「だが、最大の問題は……この過剰な警戒によって速度が落ちることだ。」
「特に、こいつらは自分の命よりも『機会』を選ぶ狂人だ。」
「このままじゃ、俺は先頭からますます遠ざかっていく……」
その思考を、一人の少年が狂ったような速度で横を駆け抜けたことで遮られる。
ハイヴェンは皮肉な笑みを浮かべる。
「また一人……犠牲者か。」
だが――
すぐに、その表情が強張る。
その少年は、なおも凄まじい速度で罠の間を走り続けていた。
そして何より奇妙なのは……
一つの罠すら作動させていない!
ハイヴェンは少年を凝視し、心の中で叫ぶ。
「偶然のはずがない!」
すぐに自分の進路を外れる。
そして、その少年の進路を正確に追いながら考える。
「まさか……罠のない秘密の道なのか?!」
だが……
板が沈む。
ハイヴェンは素早く横へ身を投げ出し、かろうじて槍を避ける。
再び走り、少年の進路を追う。
また、板が沈む。
ハイヴェンはすぐさま横へ身を投げ出す。
再び、かろうじて槍をかわす。
一本が衣服をかすめ、布を引き裂いた。
ハイヴェンは走りながら、自分に言い聞かせる。
「気が狂いそうだ……!」
「どうしてあいつは、この速度で走りながら、あれほど正確に全部避けられる?!」
「いったい……あいつの秘密は何なんだ?!」
……
少年を観察することに集中していたハイヴェンは、奇妙なものに気づく。
少年の足が、一枚の木の板に触れる。
だが――
板が完全に沈み切るよりも前に、少年は身体をわずかに屈める。
そして、足をほんの少し右へ押し込む。
次の瞬間――
素早く左へ逃がす。
そのまま罠を作動させることなく、走り続ける!
ハイヴェンは心の中で叫ぶ。
「これが……お前の秘密なのか?!」
「一見すると、単純な動きだ。」
「だが……その効果は、一体どれほどなんだ?」
「危険な賭けだ!」
「だが……」
「このままじゃ、俺は完全に先頭を失う。」
「最悪の場合、この道が一番長くて……他の道を進んでいる九十九人の学生が、先に脱出してしまう!」
「先頭を失うわけにはいかない!」
「結果がどうなろうと……これに賭ける!」
そして――
わずか数歩進んだだけだった。
突然、ハイヴェンは木の板が沈むのを感じた。
だが今回は、横へ身を投げ出す代わりに――
身体をわずかに屈める。
足を少し右へ押し込む。
そして――
左へ逃がす!
罠は、作動しなかった。
ハイヴェンはそのまま走り続ける。
「成功した!」
「こんな抜け穴が存在するなんて……信じられない!」
「だが……」
「そもそも、あいつはどうやってこれを見つけた?!」
「ただの偶然だったのか?!」
ハイヴェンは、その謎の少年を凝視する。
そして、さらに考える。
「それとも……」
「これこそが、あいつが俺たちにそう思わせたいことなのか?」
……
走りながら、その少年との距離をさらに縮める。
その少年は、すでに先頭を独走していた。
その時――
ハイヴェンは、再び木の板が沈むのを感じた。
すぐさま身体をわずかに屈める。
足を少し右へ押し込む。
そして、左へ逃がす。
……
だが。
数歩進んだ、その瞬間――
かすかな音が聞こえた。
ハイヴェンの瞳孔が、極限まで縮む!
.....................................




