~冀州袁家~麗美双羽
今回は袁紹と袁術が出ます。駄文しか書けません。ごめんなさい。
さて袁隗さんに伴われ通されました玉座の間。
居並ぶは文武百官の皆様。
なんでこんなに集まってんの!?
俺一人に大げさ過ぎじゃね?
左右に並ぶ臣下の皆さんの間、玉座に向かって紅い敷物が伸びている。
あんまりにも場違い感が半端なくてその場で固まってたら
「さ、朱霊殿」
と袁隗さんに短く促された。
あわあわしながら歩を進め、玉座へ上がる階段の前で停止。
「主上。朱霊殿をお連れしました」
と袁隗さん。
俺はその場で片膝を着いて抱拳礼。
「お、お招き頂きあり、ありがとう御座います。俺は…あ、私は朱霊。字を文博、真名を志牙と申す…します」
緊張の余り噛み噛みである。
もうどうして良いのか分からず頭の中は真っ白だ!
「クスクス…余り緊張なさる必要はありませんことよ?」
目をやると玉座に優雅に腰掛けた妙齢な女性が考える人の様に顎に手を当てクスクス笑ってらっしゃる。
整った綺麗な顔に煌びやかな純白の衣装に長い金髪。
うん。ゴージャス!
その左横に先程の袁術と青い髪の女の子。
長い金髪をポニテにしてる女の子。
んで、右側に金髪ドリルの綺麗な子。
ミントグリーンの短髪の髪の快活そうな女の子。
黒髪ボブカットの大人しそうな女の子。
メガネかけたベージュの長い髪の女の子。
……ん?メガネ!?
え、ちょっと待て。
なんでメガネ?
紀元前700年頃(春秋戦国時代)にはあったっぽいから有り得ない事ではない。
でも、なんかイメージ的に無いって先入観が……。
まぁ、あるんだな!うん。
無理やり納得しておく。
「クスクス…私は袁逢です。此度は我が袁家の者が随分と粗相をしてしまった様で…ごめんなさいね?」
優雅に微笑みながら謝られた。
が、目は笑ってねえ!
こわひ…。
が、此処で縮こまってても話は進まない。
「あ、いえ、此方こそ申し訳有り「朱霊殿。袁基はどうされます?」」
「ぶっ飛ばす!!あ…」
謝ってる途中で袁隗さんが被せてきて本音がポロリ。
やっちまったぁぁぁぁ!?
袁隗さん今のワザとだろ!?
あ、なんかニヤニヤしてる!
やっべえよ!どうしよう!?
と思ったんだけど、
「「(笑笑笑笑笑)!!」」
と皆さん大爆笑。
俺は訳が分からず、
「?????」
頭にクエスチョンマークしか出ねえ。
玉座に目をやると涙目でお腹を抱えながら笑ってる袁逢様。
玉座周辺の子達(袁術を除く)も笑ってらっしゃる。
袁隗さんと孫堅さんも爆笑してる。
(どういうこっちゃねん??)
意味が分からず唖然としてたら、
「ふ、ふふ…袁基は色々と問題の多い子でして、盧稙様にお願いして教育して貰っていましたのよ。貴方のお陰で随分と大人しくなりましたわ。ありがとう」
なんか感謝された。
ぶっ飛ばしてお礼を言われるとか思ってなかったから反応に困る。
「あー、はい。えー…」
何を言って良いのかわからん。
どういたしまして?
当然の事をしたまでです?
お気に為さらず?
……全部違う気がする。
返答に困ってたんだけど、
「麗羽、美羽こちらへ」
「「はい。お母様」」
と、呼ばれた二人の女の子が袁逢様の所へ。
……ん? 『麗羽』だと!?
白蓮が言ってた子か!
一人が袁術だからもう一人が袁紹か!?
年齢的に白蓮と知り合いっぽいのが袁紹だろうなぁ…。
この子が麗羽か……。
やっぱり袁紹も女の子なのねー。
どうなってんだこの世界。
「この子達は娘で私から見て左が袁紹。右が袁術ですわ。
――二人共、朱霊さんに御挨拶を」
すると袁紹が前に進み出てスカートの端を摘んで優雅に頭を下げ
「わたくしは袁紹。字を本初。真名を麗羽と申します。以後お見知り置きを」
と気品溢れる凛とした言葉で挨拶し、そのまますすっと下がる。
なんかこの親あってこの子ありって感じだ。良い意味で。
入れ替わるように袁術がおずおず出てきて、
「うぅ…妾は袁術なのじゃ。字は公路。ま、真名は美羽なのじゃ……。苛めないでたも?」
とおっかなびっくり挨拶。
このまま怖がられてるのも難なので
「苛めない苛めない」
と、あやす様に声をかけた。
「ほ、本当かや…?」
まだ怖いらしい。
「ホントホント」
「そ、そうかや…?」
まだ若干ビクビクしてるので手招きしてみる。
おずおずとおっかなびっくり近寄ってきた袁術の頭を優しく撫でながら、
「苛めないから安心して良いぞ?」
と一言。
するとぱあっと一気に花が咲いた様な笑顔に変わって、
「うむ!良きにはからえなのじゃ~!」
とか言いながら抱き着いて来た。
懐柔に成功したらしい。
(!?)
なんか悪寒がすると思って周りを見回したら青い髪の女の子と金髪ポニテの子がコチラを睨んでいらっしゃる。
おっふ!なんか地雷踏んだっぽい。
何がいけなかったのか……。
うん。わからん。
取り敢えず睨んでらっしゃる二人は放置するとして。
袁術にそろそろお母さんの所に戻りな~と促したんだが離れん。
どうすりゃいいのかしら?
そんな様子を見てた袁逢様が、
「フフフ…どうやら美羽は朱霊さんの事が気に入った様ですわね。
麗羽、美羽。これから朱霊さんは当家に滞在されますから空いてる客間に御案内して差し上げて下さいな」
と二人に案内役を申し付けた。
「朱霊さん。当家を我が家だと思って寛いで下さいまし」
と有難いお言葉を頂きました。
「ありがとう御座います。これからお世話になり「こっちなのじゃ~!」」
と、いきなり袁術に手を引かれ、
「あ~れ~」
とお約束をかました。
「麗羽姉様も早くなのじゃ~!」
「ちょ、ちょっと美羽さん!?お待ちになって!?」
と慌てて追いかけてくる袁紹。
そんな時、
「おい!策、権、尚香!お前達も行け!将来の婿候補だ!頑張れよ!」
と爆弾を放り投げる孫堅さん。
尚香はガキだからまだ無理とか言ってたのに~!?
「はぁ!?」
「え!?母様!?」
「うん!わかった~!シャオ頑張っちゃうんだから!」
玉座の間から出る瞬間そんな三つの声が聞こえた様な気がした。
このパターン一話でもやったよなー…。
と思ったら褐色肌のちっさいピンクのツインテの女の子が突っ込んできた!
「シャオはねー孫尚香っていうの!シャオって呼んで♪」
「シャオ!くっつくでないのじゃ!朱霊は妾と麗羽姉様が案内するのじゃ!」
「なによー!ちょっとくらい良いでしょー!?美羽のけちんぼー!」
「なんじゃとぉぉぉ!?」
幼女達にもみくちゃにされながら引き摺られる様に玉座の間から強制的にフェードアウト。
後に袁紹と孫策、孫権にちびっ子二人が引き剥がされるまで延々と取り合いされてましたとさ。
次回は袁紹と袁術+孫家三姉妹のお話になります。




