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真・恋姫†夢想~朱霊伝~「六人目の大将軍」  作者: 羅貫厨
1章・志牙文博+転生=朱霊
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~桃の花と白き蓮~

やっと恋姫武将(幼女で)が出ました。駄文ですが宜しくお願いします。

~オヤジ達一行が出立してから数日後~


 迎えに来た盧稙のお使いの人に連れられやって参りました幽州にある盧稙邸。


 いやぁドキドキするね!


 あのド派手なオヤジと肩を並べる英雄の一人、『盧稙』


 オヤジがアレだけ半端ないんだからきっと盧稙も半端ないんだろうなぁ……。


 今から会うのが楽しみだ!


 通された応接間の様な所で待つこと暫く、漸く現れた屋敷の主。



「やあ、君が志真の倅かな?初めまして。私は盧稙。字は子幹だ。真名はぱおと言う」


  

 で、でかい!?


 身の丈が2m近くあるんじゃないか?


 体もガッシリしてて筋肉質っぽい。

   

 その容貌は某バスケ漫画のゴリが色白になって文官服に身を包んだ様なそんな感じ。


 ゲンコツ落とされない様に気を付けよう。


 マジで!



「初めまして。お世話になります!朱儁の長男で名を朱霊。字を文博。真名を志牙と言います。

 非才の身故、御迷惑をお掛けするかもしれませんが何卒御指導御鞭撻の程を宜しくお願いします!」


   

 うん。


 普段使わないから敬語とか苦手なんだけど、ゲンコツ落とされたくないから必死だ!


 オヤジ達は曰く、

   


『攻めの朱、守備の皇甫、策の盧』



 と謂われているらしいがどう見てもこの盧稙、拳一つで戦で大暴れできそうな傑物にしか見えん。


 此の分だと皇甫嵩もヤバそうだ。



「はっはっは!そう固くなる必要はないよ。気軽に包先生と呼んでくれたまへ。私塾に通っている生徒達は皆そう呼んでいるしな」


「分かりました!俺の事は志牙と呼んで下さい。包先生、宜しくお願いします!」


「はい。よろしくお願いしますね。志牙君。今日の所はゆっくり休んでください。塾は明日案内します」


   

 そんな感じで盧稙(以後包先生)との邂逅が終わった。


 

 ……翌日。



 包先生に伴われ一軒の塾に着いた。


 ここが包先生の私塾だろう。


 包先生と別れ室内に入ると20名位の同い年くらいの子達がいた。


 この中に『劉備』と『公孫賛』が居るのだろうか?


 取り敢えず空いてる席に座り周りを見てみる。


 わりかし女の子の比率が高い様に思える。


 ……が、目的は『劉備』と『公孫賛』なので女の子達は置いといて野郎共を確認。


 ぱっと見それらしい雰囲気を持っていそうなのは皆無。


 …まだ来てないのか、それともまだ此の私塾に通ってないのか…。


 ちょっとがっかりしながら包先生が来るのを待つ。


 暫くして包先生が入ってくると俺の方を向いて手招きしてくる。


 もしかして自己紹介から始めなきゃいけないのか…。


  

(仕方ないが行くしかねえ…)


   

 そう思い包先生の元へ。



「さて、今日から新しくこの塾に仲間が増えます。さあ挨拶を」


   

 と促される。


 俺に集まる視線、視線、視線。


  

(逃げてえ……)


   

 とは思うものの逃げられる訳も無く。



「あ~、今日から一緒に学ぶ事になりました。朱霊です。宜しくお願いします」


   

 と簡潔に済ます。



「「宜しくお願いします」」


   

 と全員。


 隣に立った包先生が俺の頭に手を乗せ、



「此の子は先生の友人の朱儁さんという人の息子さんです。皆さん仲良くしてあげてくださいね」


「「え!?」」


   

 と一瞬驚愕に包まれる室内。


 俺のオヤジは何かやらかしたんだろうか…?


 次の瞬間にはざわざわヒソヒソ始まったが、



「はい。皆さん静かに。…そうですねぇ。桃香君、白蓮君。二人が朱霊君に色々教えてあげて下さい。朱霊君は昨日幽州に来たばかりですから」


  

 と二人の女の子を指名した。


 ……男が良かったorz



「「はい!先生」」



 と女の子二人が寄ってくる。


 二人共物凄い美少女だった。



「朱霊君よろしくね~」


   

 とニコニコしてる桃色の長い髪の女の子に手を引かれ、此れまた同じ様な髪色のポニテの女の子との席の間に座らされた。


 左に俺の手を引いた子、俺、ポニテの子。こんな感じ。



「あ~、お二人さんよろしくな。朱霊だ。俺の事は志牙と呼んでくれ」


   

 と、先ずはこんなもんだろう。


 取り敢えず『劉備』と『公孫賛』に関しては追々わかるだろうし…。


 先ずはこの二人と……、



「あ、初めまして~!劉備です!よろしくね!」


「!?」


   

 おっふ!?


 いやいやいや!?


 嘘だろ!?


『劉備』だと!?


 此の子がアノ『劉備』!?


 正史だとどう考えても任侠の大親分って感じだったはず。


 なのになんで女の子!?


 なんてパニックになってたら、



「同じく初めましてだな。私は公孫賛と言う。よろしくな!えっと、志牙…で良いんだよな?」


「!!??」


   

 とポニテの子。


 ……探してた『劉備』と『公孫賛』があっさり見つかった。


 二人共女の子ってどういう事だ!?


 歴史が違うどころじゃねえ!


 性別まで違うって歴史の流れが思いっきり変わるんだが…。



「ああ…志牙で構わないよ…うん」



 絞り出す様にこんな返事しか出来なかった。







 さて、塾の講義の内容なんだが先ずは儒学。


 教義は良い事言ってるんだけどなぁ…。


 義、智、信はともかく仁と礼は問題。

   

 まぁ、深くは語らないでおこう。


 他には経済、農学、算術などなど。


 未来から過去に来ちゃった俺としては簡単過ぎる内容ばかりだ。


 公孫賛は凄かった。


 飲み込みが早い早い。


 劉備は要領が良くない感じだった。


 そんなこんなで講義はあっという間に終わりました。



 さて、終わったら終わったで帰ろうかという時に劉備と公孫賛の二人に捕まりまして、この辺を案内してくれるというので付いて行く事にした。


 街を散策しつつ話に花が咲くようで咲かない。



「ねぇねぇ、講義はどうだった?」


   

 と、劉備さん。


 此の子は勉強は余り得意ではないようで講義の間頭にクエスチョンマークがいくつも浮かんでた。



「んー?普通だったけど」


   

 簡単だったとは言わない。


 余計な波風は立てないに限る。



「そっかぁ…。私は全然ダメだったよぉ。えへへ」


   

 えへへじゃない。


 コレが未来の英雄とか不安しかない。



「えへへじゃないぞ桃香。もっとちゃんと勉強しろよ」



 と、俺の気持ちをそのまま代弁してくれる公孫賛。



「でも、志牙は頭が良いんだな?包先生が言ってた事をよく理解してる風だったし」



 そりゃ元大学行ってた人間が小学生低学年が受けるような講義を分からない方が問題である。



「そうか?公孫賛も十分頭が良いと思うけど…。将来有望だな!」


「そ、そっかぁ…?なんかそう言われると照れるな」


   

 そんな他愛もない話をしながら散策を続けてたんだがある事を思い出す。



「そういや自己紹介の時、俺のオヤジの名前が出た瞬間、皆が固まった気がしたんだがなんでだ?」


「「え…」」


   

 と、オヤジの事を聞いたら二人がまた固まった。



「なんでって…ねぇ…白蓮ちゃん?」


「そ、そうだな…って志牙は知らないのか?」


   

 おいオヤジ。何やらかした!?


 あ、景教に改宗したとかあったな。


 仕事もサボってたな。



「あー、知らないといえば知らない。景教に改宗したとか仕事サボってたとかそっちなら分かるけど」


「「え!?」


   

 あれ?そういう話じゃないのか?



「それは初耳だったけど…。志牙君の御父様って『漢の三傑』の一人って言われてるんだけど」


   

 初耳です。



「包先生と、志牙の父君、皇甫嵩将軍の三人は有名だぞ?」


「あー、攻めの朱、守備の皇甫、策の盧だっけ?」


   

 すっかり忘れてたわ。


 悪い意味で有名じゃなくてホント良かった。


 あ、改宗とサボりの事は言わない方が良かったかもしれん。


 ま、いっか。



「そうそう!凄いよね~!だから皆驚いてたんだよ~」


「景教って言うのがなんだかわからないけど仕事サボってたっていう話はそれはそれで驚いたけどな」


  

 オヤジすまん。


 要らん情報与えちまった。


 まぁ、自業自得だから諦めろ。


   

 そんなこんなで一日が過ぎていった。



漢の三傑はオリジナル設定です。

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