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旅路Ⅱ-1

人の住む町を3ヶ所程通過し、旅が始まって3週間が過ぎ全行程の半分を消化した。


「漸く旅程の半分かぁ・・・長いな。」


そう思わず呟いてしまった。

理由としては、変わらない景色と代わり映えしない出会ったプレイヤー達の行動が主な要因。


出会った全てのプレイヤーがこの車両を要求してきたのだ。

しかも、「仲間に女がいるなら寄越せ。お前にはその車両は勿体無い俺が使ってやるから、明け渡せ。」

全員が全員一言一句同じ言葉で此方を脅してくるのだから、実際厭きてくるのはどうにも為らない。


1人旅に飽きたから乗せてくれとでも言えば、此方も乗せる用意はあるのだが・・・


そうした事もあって、俺達3人は艦内の別々の場所で自分が出来る作業をやっている状況がここ数日続いている。


イリスは格納庫に籠って取得車両の整備と修復をやっている。

イリスに言わせると、1人旅の弊害で整備が為されていない為、修復しなければいずれは走行不能になる無整備車両が大半を占めているので、修復と整備は必須らしい。


一方、ヒカルは?といえば治療設備の一室にある薬物ケミカル研究室ラボラトリーに籠って、回復薬や治療薬。再生薬を作ったり、食糧生産工場バイオプラントへ行き、毒に代表される身体的状態異常を解消する薬品の元を作りに行ったりしている様だ。


俺は何をやっているか?と聞かれると、ほとんどを工作に費やしている。

取得したアイテムから、武器や装備に転用出来そうなパーツを選び出して、それを組み立てる事に1日を費やす事はザラになっている。

そうやって作り出した、武器・装備は成功、失敗合わせれば20は作っただろう。

失敗作は、再びバラしてパーツに戻して別の武器・装備に転用する等をしている。


作り出した武器で、実際に戦える武器、装備を上げると・・・


ビームサイズ:ビームの刃を発生させ斬りつける大鎌

強化外骨格:パワードスーツ(高速機動型)

レーザーバズーカ:高威力に収束した光線を放つ携帯型大口径光学砲

機械駆動式大剣:チェーンソーを組み込んだ大剣

キ七式静音狙撃銃:銃身バレル、や薬室チャンバー等に静音機構を付けた狙撃用のライフル銃


他にも、戦闘用のハンマーやら携帯型小型ミサイル発射銃とか、弾倉マガジン給弾式のグレネードランチャーといった微妙な物も作っていたりする。


『マスター!救援信号を受信。ここより東1200の距離です。』


「向こうの状況は?」


『何者かと交戦中。信号を発している側が苦戦中と思われます。・・・確認!両者共にプレイヤー!信号側は戦闘を車両に依存しています。

信号側は1人です。』


「了解。二人にも確認し了解を得次第、現場へ急行。救援信号発信者を保護。攻撃しているプレイヤーを排除する!」


『サブマスターの承認を確認!戦闘速度にて急行します!』


AIからの緊急報告が発せられ、弛緩していた空気が引き締まった気がする。

工作室から飛び出し、艦橋ブリッジへと駆けながら、矢継ぎ早にAIへの指示出しと報告を行っていた。


そのまま艦橋ブリッジへと飛び込み、メインシートへ座り、救援に備える。

どんな人物が待っているのだろうか?

仲間になるか?それとも為らないのか?

本当に襲われているのか?それともグルか?

いずれにせよ、何かが変わる予感する。


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