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旅の始まり-6

装備を整えて、艦内の施設設備を一通り見て回り終わると、ベッドルームの前にたどり着く。


「ベッドルームは完全にプライベートスペースだから、好きな部屋を選ぶと良い。」


ベッドルームに通じる廊下でヒカルへと告げる。ヒカルは言葉にしないものの本当に先に選んで良いのかとこちらをチラチラ見ていたが、構わないという意味を込めて頷き返すと悩んでいたのが嘘の様に、顔に満面の笑みを浮かべるが早いか、ベッドルームへと突撃していった。

その後を続いて追い駆けていくのは月影を筆頭にしたアニマル達。


廊下を挟んで左右3つずつ等間隔に室内へと通じるドアが並ぶ。この廊下に通じるのは共有スペースであるリビングだが、そこは個人認証によってのみ開閉可能な隔壁で仕切られていて、突然、案内したプレイヤーが暴れてもこの隔壁の内側に逃げ込めば、簡単にそのプレイヤーを隔離出来る訳だ。

共有スペース以外の出入りに制限を設けた理由はここにある。

共有スペース内で暴れている隙にそこへと通じるドアにロックを掛けて出入りを出来なくすると、簡易的な牢屋に早変わりする訳だ。

更にいえば、共有スペースは艦内であれば自由に場所を移動させられるし、予備の共有スペースが複数ある為、多少破損しても予備共有スペースに取り替えれば問題はないし、予備共有スペースへとわざと案内して一時的に閉じ込め艦外へ放り出す事も出来る。


「ジン!私は此処にするね?・・・でぇ、ジンはその隣~。」


そういってヒカルは隔壁を背にして左右に並んだ扉の真ん中の部屋に通じる扉から顔を出して、俺へと告げてくる。

俺のプライベートスペースとしてヒカルが割り当てを指示してきたのは隔壁に近い側の扉の部屋である。


「分かった。部屋の内部は個人でデザインを変えられるみたいだから好きにすると良い。俺も部屋に入って取り敢えず、内装を簡単に弄るから」


そうヒカルへと告げると、ヒカルは部屋へと引っ込む。

それを見て、俺も割り当てられた部屋に入る。

部屋の入り口からみて右側には、ベッドが壁に沿うように置かれ反対側にはちょっとした作業が出来る大きさの机が壁に向かい合う形で置かれていて、空いているスペースには本棚が配されている。部屋には窓が無いが、入り口の反対側の壁がスクリーンとなっていて外の景色を映し出す仕様であるらしい。

現在映っているのは、艦を格納している建造ドッグの映像だ。


「AI、艦の自動操縦は可能なのか?もし可能であるなら発進準備が整い次第、現在地より直ちに進発。目的地は「始まりの町」に設定。

速度は巡航速度の50%を維持。索敵及び周囲の金属探査を実行。探査領域レンジ最大に設定。以上の処理を直ちに実行してくれ。」


『自動操縦設定を行います。・・・目的地の座標設定・・・完了!・・・速度入力。完了!・・レンジ設定。完了!・・・発進シーケンスへ入ります。・・・発進シーケンス完了まで、5分。』


そうAIへと指示を出すと、AIは即座にその指示を実行してくれる。

発進までどう過ごすかを思案していると・・・


『マスター・・・艦外に生命反応を確認。非武装のプレイヤーと確認。性別女性。救助を求めています。艦内保護しますか?』


とAIから緊急性の高い報告がなされたのだった。


「ヒカルにはアニマル達と共にリビングスペースで待機する様に連絡。

俺は先にリビングスペースへ向かう。救助要請者はリビングスペースへ案内してくれ。」


AIからの報告を聞くと、そのまま部屋を飛び出し指示を出しながらリビングスペースへと駆け出す。

エリアから考えるとこの辺りのエネミーは武装なしには切り抜けられない筈なのだが。

初見のプレイヤーとは如何なる人物なのだろうか?

敵になるか?味方になるか?

敵ならば・・・



旅が始まってもいないのに急展開。

そして、女性キャラが唐突に登場/搭乗となります。

後、1話か2話を経て「始まりの町」への帰還を目指す旅へ移る予定となっています。


キャラのステータス及び武装データーは後日。

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