第138話 寄り道アースストーン
というわけで翌日、僕とらいかとシロナはアースストーンという町に向かった。
アリッサは忙しいから、その後合流する予定。
で目的地は、山のふもとにある町で、鉱石がふんだんにとれる。
っていう設定のとこ。
そんな設定に基づいて、アースストーンでは武器とか装飾品の製造、売買が盛んだ。
レベリングとか素材採取もかねて町付近でちょっと狩りをした後、町の中へ入る。
昔はともかく、家の周辺以外はあんまり行かないからなあ。
アースストーンの町の中は木と石で作られた木造建築が多い。
他と比べて高い建物は少なくて、あっても最大三階建て。
唯一の例外は、町の北側にある巨大な温泉施設で、高価な石を積まれて作られたその施設は5階建てになっている。
「温泉かぁ。いいなあ」
「らいか。あのね。僕たち君の知り合いの様子を見に行く準備してるんだけど」
「そんなの分かってるよ! 言ってみただけじゃん。お兄ちゃんのケチ!」
温泉なんて大きなお風呂みたいなもんでしょ?
どうしてそんなのはいりたがるんだか。
シロナもそういうのに興味あるんだろか。
女の子って好きそうなイメージだけど。
「大きな山ですね。あんな山が噴火したら大変そう」
シロナの興味はそっちらしい。
仮想世界なんだからイベントでもない限り噴火しないでしょ。




