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曼珠沙華
おまえさまは。
寡黙で、
華やかな。
簪でしょうか。
溢さずに、
掬い上げる。
両手でしょうか。
暗がりに、
吊りさげたなら。
灯るのでしょうか。
静かに燃える、
炎のかたち。
おまえさまは。
赤い花。
振れば、鳴る。
透ける、鈴のかたち。
おまえさまの。
故郷目指して。
響いてのぼる。
一面黄色の田が、
ひろがる。
真ん中に並ぶ、
古い墓石を。
ぐるりと囲む、
赤い花。
鋭い剣を、
身に含み。
真っ直ぐに、
背を伸ばす。
美しい立ち姿は。
まるで。
守る人の、ようだよ。
2024.10.8
373 m(_ _)m 39




