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宿なし
雨は、
土砂降り。
濡羽色、
なんてものは。
とっくに、
通り越している。
連れも無く。
たるんだような、
電線に。
留まっている。
雨宿りは、
潔く、諦めて。
地面へと。
引かれる、すじを。
ながめている。
からだの色と、
一緒に。
流れ落ちるなよ。
ああいう風な、
空の色には。
なってくれるなよ。
山の向こうが、
明るい。
もうすぐ。
小降りに、
なることを。
ちゃんと、
わかっている。
洗われた羽根は。
前よりずっと、
軽くなり。
虹を描いて、
飛べると。
わかっている。
2024.6.4
373 m(_ _)m 39




