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「『今日』から始める人間観察記。」〜Colorful World Another Stories〜  作者: 夜明けのスターダスト(飛翔)「旧名:ロスト0」


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3/3

『今日』から始める人間観察記。 後編。

注意:この作品は、「『今日』から始める人間観察記。前編」・

「『今日』から始める人間観察記。中編」の続きです。

「後編」を読む際には以上の作品を読み終えてから読むことを推奨します。

グレーの顔は真っ赤だ。

(「…だああああっ!いきなりなんて事言ってしまったんだあああ!これ絶対変に思われるやつうぅぅ…」)

心の中で、グレーは叫んでいた。


ライムは少し呆然として、そして顔を少し埋めた。


グレーは(「やべ…本当に変に思われてしまったかも…」)と感じた。


しかし、数秒後。


「ふふっ、」


「……?」


「あははっ!」


「…!?」


突然、ライムが笑い出した。


「あ〜面白っ…、そういうことか〜。確かに、私の観察は私自身じゃできないもんねぇ〜。しかも、理由の一つに私に興味があるからかぁ〜。」


グレーは少し戸惑った。

「わ、悪かった!突然こんなお願いを言ってしまって…本当は他の親しい人に観察してほしいよな!?」


「…いや、いいんだよ。私に興味を持ってくれただけで、嬉しいよ。」

ライムは笑い過ぎて出てきた涙を手で払ってそう言った。


グレーの心は未だ変わらず、ライムに対しての心配と申し訳なさで混乱していた。


そんなグレーにライムは「ある物」を手渡した。


「…?これは『B5ノート』…?どうして、俺に…?」


「どうしてって、君がやりたいんでしょっ、『私の観察』。」


「⁉︎」


「君が私のことをまとめると、どうなるのか少し興味が湧いてね。実験してみることにしたの!」

ライムは満面の笑顔で言う。


「…」

グレーは少し心が熱くなった。


「さあ、明日からよろしくね、グレー君。私のことちゃんとまとめてよっ!」

ライムは言う。


「…うん。」

グレーは彼女を見てそう言った。


「…あ、一応だけど、今日のグレーくんのこと、観察記の中に書いておくからね〜。『グレー君は私に興味があって、私と同じように人間観察をしたいって言ってきた』と。よーし、また一つ人間観察の項目が増えたぞ〜っ! 」


(「!…しまった…」)

グレーは心の中でそう感じた。


でもまあ、それでもいいか。

グレーはシャーペンでノートに書く。


『ライムはちょっとよくわからない人だが、話す内容はいつも奥が深い。あと…


彼女はいつも明るくて、話を聞いていると元気になれる』


屋上の広場で夕焼けの橙色に笑顔で「人間観察記」をかざすライムを、

グレーもまた笑顔で見ていた。


二人の人間観察記はまだ始まったばかりだ。


・・・・(終わり)

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