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出会い2
「すいません。あの、、、」
やっとの思いでたどり着いた男からは、甘い香りがした。それにあとを押されるように俺は急いで尋ねた。
「昨日、会いましたよね?」
「人違いじゃないですか」
「いや絶対会いました。甘い匂いも雰囲気も顔も全部覚えてます」
男が歩き出したので追いかけながら話を続けた。
「昨日のは何してたんですか。あれって不法侵入ですよね。」
「はぁ。だったとして君に何ができるの?大人しく大学行きなよ」
「んな!犯罪を目撃したのに大学なんて行ってられませんよ。てかなんで大学生なの知ってるんですか?」
「社会人にしては通常の始業時間はとっくに過ぎてるし、この時間に私服にリュックで歩いてるのなんて大学生かフリーターくらいなもんでしょ。当たってた?」
「うっ偏見ですよそれ。休みの日かもしれないじゃないですか」




