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探していた柑橘類が意外と簡単に見つかった。
いやはや、こんなに早く見つかるとは思わなかった。
どうやって見つけたかと言うと、単に鳥の鳴く方に歩いて行っただけである。
私はそのうちのいくつかをもぎ取って行くことにした。
量を持っていくにも袋がないし、悪くなってしまう可能性があるからだ。
こんなところで食あたりなぞ起こしたら目も当てられない。
私は取立ての果物を食べる前に観察することにした。
外見は赤い色をしていて、大きさは野球ボール大。
やわらかさはみかんぐらいだが、皮はそんなに厚くはない。
両手で持ち割ってみると、透明なみずみずしい中身が顔をだした。
昨日から飲まず食わずの状態でこんなものを見せられて、我慢ができるはずがない。
私はすぐにその実にかじり付いた。
口いっぱいに甘酸っぱい味が広がる。
しばらくのあいだ、私はそれを貪るように食べた。
食べ過ぎも厳禁だが、食べずにはいられなかった。
しばらく食べお腹がいっぱいになるころ、私はそこに生っていた味の1/3ほどを食べていた。
この怪物はなかなかの量を食べるらしい。
私はその実を一つとると、それで遊びながらまた歩き始めた。
ここで止まってしまっては危ないかもしれない。
食料があるところには動物も集まるのだ。
ほかの動物が強くて殺されてしまったら元も子もない。
そんなことを考えながら、ふと足を止める。
ここに直接いるのは危険だが、この近くにいれば安定して食料を取れるのではないだろうか?
もしかしたら、これを取りに来る動物を狩ることができるかもしれない。
しかし、リスクもある。
どんなところに家を建てるかによって、すべてが変わってしまう。
どちらにしろここの周辺を探索したほうが良さそうだ。
そんなことで、私はしばらくこの周辺を探索することにした。




