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Who is in control2 コントロールしているのは誰2
議事堂の中は、真っ暗だった。
階下までつづく空洞のようにも見えるが気のせいか。
アンブローズは、ヒューマノイドの様子をうかがいつつ横目で観察した。
ジーンが「代わりに見ようか」というふうに目配せしてくる。
アンブローズはうなずいた。
報道されている通りのことが中で行われているなら、堂内には六百人からなる議員たちがひしめき、上品な明かりがつき、重厚なつくりの議席や、伝統的なデザインの壇上や事務総長席や速記官席があるはず。
何もない。
しんとして音もなく、まっくらだ。
どういうことだ。
何か既視感を覚えながら、アンブローズは窓辺に立つドロシーそっくりのヒューマノイドを見つめた。
「アン……これさ」
ジーンが小声で問う。
「……何かに似てると思ったら、“ティーパーティー” の傍受で延々見せられたナハル・バビロンの政府施設?」
それだ。
アンブローズはヒューマノイドを見たまま内心でそう返した。




