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見よう見まねで生産チート  作者: 立風人(りふと)
ベスガの人攫い編
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48/137

忍術

同時更新3話目です


しれっともう60話目ですね

「クックック…ガーハッハッハ!!ザマァみやがれ!オレ達に逆らうヤツは生きる価値はねぇ!女どももだ!」

倒れた俺を見て勝ちを喜ぶ男。


俺は死んだ。


「キュゥウ」

刺されて倒れたのがほんとの俺ならね。


「なんだ?」

トントンっ

「どこを見てるんです?」

「なっ」

バキッ

「ガハァッ」

「よそ見は命取りになりますよ。今みたいに」

「てててめぇ、なんで生きてやがるっ」

「あなたが刺したのは偽物。いくら刺したところで死ぬわけがありません」


今倒れているのは人型に変形させたタマちゃんの結界に、インビジブルの応用魔法【ミラージュ】を施したもの。つまりは分身の術だ。

忍術使わずに倒すのは面白味がないので、遊んでみることにした。自分でも不思議な笑みが溢れているのが分かる。


「コケにしやがって!もう許さねぇ!」

「煙玉っ」

ボンッ!プシューーーツモクモクモクっ

部屋全体が白くなると同時に分身を2つに増やす。

「クソっ」

「ハズレ」

「死ねぇ!」

「どこ見てんの?」

「このっ」

「だからそれ偽物だって」


男がナイフを振り回すが俺には当たらない。俺は探査で動きが分かるが、この男、所詮は力だけの強さ。分身2つにすらまともに当たらなかった。

「満足したしそろそろいいかなぁ。【スタン】」

「カハッ」ドサッ

「はい、いっちょ上がり」

粋がった割にはあっけなく決着がついた。



ギィン ギィン ギィン

牢屋の方に行くと匠が鉄格子に何回も突進を仕掛けている。2人の女性も無事だ。

「なっかなか硬い鉄格子やな」

「匠、こっちは終わったよ」

「やっとか亮、こっちはまだやわ。この鉄格子硬すぎんねん。何回切っても切れへんのよ」

格子に触れてみる。

「匠が手こずるってことは相当だね。…ええっと…吸魔石と鉄の合金か。これは相当面倒くさいよ」


匠の翼はスキルによって自動的に鉄に魔力を込められて作っているため硬く、そして切れ味が凄まじい。

ただ逆に言えば魔力を吸われた場合、切れ味も硬度も落ちる。


「匠は下がってて。このまま切ろうものなら翼折れるよ」

「でもどうすんねん?入り口開けようにも鍵穴ないし、格子も切れへん。ここまで来た助け出す方法ないんか!?」

「大丈夫。一本一本が繋がってるわけじゃないから。」


吸魔石にも吸収量に限界がある。満タンになるまで魔力を流し込んでやれば吸収しなくなる。

ここで1番厄介なのはこの牢屋の格子全部が繋がっていること。それだけで吸収量が半端ない。

入り口の周りの格子は繋がっているがそのほかは土魔法で両端を固めただけの棒っきれ。


「魔力を流す…こうかな? フンッ!」

俺は2本の格子に魔力を流し込む。

ふらっ「一気に3割くらい持ってかれたな。」

さっきまでの戦闘でも7割近く残ってたがゴッソリ4割弱まで吸われた。


外れた鉄格子から中に入るとみるも無残な光景が広がっていた。

よろしければコメントよろしくおねがいします

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