ベスガへ
どうも作者です
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
自分は自粛の意味もわからず、小さい頃からの休日引きこもりを未だに継続中です。自分の場合、外に出ろって方がキツイんです。
本日はのんびり書きためた分を同時投稿させていただきます。
よろしければご感想、評価、誤字報告等よろしくお願いします
出発の日の朝。俺とセナさんは行商の格好をしている。ちょっと汚れているのは新品だと怪しまれるので中古をわざわざ用意してらしい。体に馴染むように用意されてから今までずーーっとこの格好で過ごした。
ちなみに俺が武器売り兼修理屋、セナさんがポーション売りになった。
どちらも俺が商品の補充がしやすいため、当初の予定と若干の違いがある。
「それでは参りましょう」
「はぁい…」
目立たないように行きは歩きだってよ
飛行板に乗ってけば楽なのに…
メルタ、ティールズが街の外で待機して、なんかあったら2人が飛行板で駆けつけてくれる手筈だからどうあがいても俺たちには使えない。
北門を出て数時間。
「セナさん、そろそろ休みません?」
「そうですね…ここら辺で薬草を採っておきましょう」
「薬草採取なら楽ですけど結局動くんですね…」
門に着くまで休み休み歩き続けて昼時、ようやくベスガの門にたどり着いた。
「止まってください。身分証の提示をお願いします。」
「はい」
「えーっと?リースの行商の方ですか、なぜベスガに?」
この日のためにリースの商人ギルドに登録をして商人としての身分証明書も用意した。偽造ではなく実名だからなんかあったら名が知られてしまうかもしれないが、違法行為をするわけにもいかないため致し方ない。
「この間、リースの周りで魔獣の大量発生が起きたんですが、その際に腕利きの薬師がポーションを大量に作ったのが余ってしまってるらしくて実りが良くないもので。近くで冒険者の需要を探してるんです。」
セナさんは嘘は言ってない。俺以上にポーションを大量生産できるヤツはそう多くないはずだし、スタンピードの後、多少は残ったらしい。ただもう売れているし、ポーションの需要はちょっと少ないかな程度で困るほどでもない。
「あなたは?」
「売ってる物は違いますが、何かと便利なんで商人仲間として一緒に動いてます。」
「なるほど、ありがとうございました。通って大丈夫です」
門のチェックをスルーした俺達は適当な宿に部屋をとって今後の動きをざっと確認することに。
「街の中に入ることは成功しましたけど、いろいろ違和感ありません?」
「心なしか女性の割合が低く、明らかに住民が何かに怯えて街に活気が欠けています。それに宿の受付がこっそり言っていた「女性はあまり夜間出歩かない方がいいですよ」っていうのも気になります。」
何かがある。違和感が一歩確信に近よった。




