8話 決意
前回で実力を知った3人。宿に泊まろうとするが…?
8話 決意
宿に泊まるとは言ったものの、ドラゴンのクエストを受注したときに所持金全部持っていかれて、スライムじゃあいくらかしか貰えてない。つまり…だ。
「なんで3人で野宿なんだよぉ(泣)」
まあでも、エリチは料理作ってるし、クリスは筋トレしてるし、いっか。
「隠し味にチョコを30枚くらい入れましょう♪」
「サトさんにいつ見られてもいいように鍛えとかないとな!」
お前らを大丈夫だと思った僕が馬鹿だった…。それから夕飯と言っていいのかわからないチョコ味の何かを食べ、汗臭いから近くの川で体とか洗ってたらクリスが乱入してきたのから逃げ、元の場所に戻ってきた。するとエリチがTシャツを脱いでいた…。あ、でも下着とかしてたよ!?みてないよ!?
するとすると彼女の背中には彼女の華奢な体には似つかない、大きなえぐられた傷があった。しかも古傷のようだった。
「おいエリチ、その傷どうしたんだ?」
「…少し…長くなりますけどいいですか?」
「え、じゃあいいんだけd」
「そんなに聞きたいですか、それなら仕方ありません。」
「そんなこといってないよね!?」
「私は父と母と妹と暮らしていました。しかし一年前、私の村に敵が襲いかかってきたのです。男は殺され、女は連れていかれました。私の母も、妹も。父は目の前で殺されました。私も連れていかれそうになり、逃げ惑っていたら、背中を…。」
「そうか、そんなことがあったのか…。」
「サトさん、クリスさん、もし良ければ、これからの目標をその敵を倒すことにしてくれませんか。父の敵をうち、母と妹を助けたいんです。」
「僕はもちろん、いいよ。目標はでかい方がやりがいがあるしな」
「俺も仲間にしてくれたエリチとサトさんの為にも、全力でついて行くぜ!」
「2人とも、ありがとうございます…。」
こうして、僕達3人の目標がきちんと決まった。エリチの家族が捕らわれている敵の陣地に乗り込み、捕虜にされた人々を助ける。そのためにまずは金を集めたり、レベルを上げたりしなきゃいけないけど、僕はラノベ主人公のようにカッコイイ存在になってやる!
どうもエ口です!下ネタとか入れたかったんですけど話が進まなすぎるので後半、真面目に書きました…。小説をもう一つ書いていて、投稿遅れますがよろしくお願いします!