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12話 僕が送りたいのは…

12話 僕が送りたいのは…


1階に着くと、またエレベーターは止まった。まぁ、大体予想はできていたけれども…。ホントに何もなさ過ぎたろ。警備員の目を掻い潜り、2階にあがるエレベーターを探すと、外に繋がっているであろう、扉があった。


「エリチとクリス、もう1回聞くけどほんとにこのまま敵を倒しに行くんだよな?」


「「もちろん!」」


「そうか、じゃあ上に向かおう」


こうして3人の気持ちを再確認。…でもほんとに何もなさすぎて、気持ち悪い。まるで、何かに見られているような…


《このヴィランの建物から出ようとしているお馬鹿な3人〜、その扉は開けることが出来ないわよ〜。》


いきなり、頭上から声が聞こえてきた。とっさに上を見るが誰もいない。しかし声は続いて聞こえてくる。


《まぁ、さっきから見ている感じだと外には出ずに上まで上がってこようとしているのでしょ?まぁ、どっちみちあなた達は生きて外には出られないのだけれども。2階に私はいるわ。倒したきゃ倒しに来ればいいじゃない。あっそうだ。エレベーターには気をつけてね》


スピーカーだ。あいつはきっとホントに2階にいるんだ。で、監視カメラか何かで僕達3人をいままで監視してたんだろう。悪趣味な野郎だ。…いや、女だから野郎ではないか…。でもエレベーターには気をつけてねってどういう意味だ…?


「サトさん、2階に行きましょう!」


「そうだ、そしてアイツをぶっとばそうぜ!」


「2人とも、もう少し慎重に行動しないか…?」


ラノベ展開だし。ぜってーエレベーターは罠だろ…。


「と、とりあえずエレベーターの前まで行くか」


前まで行けば他の道とかあって2人も納得するだろ…。ということでまた警備員の目を掻い潜り、エレベーターの前までこれたのだが、エレベーターしかない。来るまで怪しいところも無かったし、エレベーターの周りも何もない。…なぜ?


「サトさん、ね?エレベーターしかないならエレベーターに乗るしかないでしょ?」


「そうだよ、ここで長居してたら警備員くるぞ?」


考えるんださとし、なにか、なにかないのか…!?今まで何の為にラノベを読んできたんだ!?いや、ラノベは趣味だからだった。…ラノベだと例えばこのボタンの所が隠し扉とか、上のダクトが繋がってるとか…


なにもなかった。くそう。そうだ警備員がくる。っあああああ!!もういい、乗っちゃえ((ヤケクソ


「絶対罠だろこのエレベーター…」

「もー、また言ってるの?そう言っておきながら乗ってるじゃない」


「そうっすよ、何かあったらその時考えるっす」


いや、お前らはもっと緊張感をもってだなぁ…。とかいってもどうせ流されるだろう…。でもなんか嫌な予感が…


《あなた達ほんとに馬鹿なの!?おっかしいわ…wあれだけエレベーターに注意しろって言ったのに…。そのエレベーターは外から鍵をかけておいたわ。熱とか衝撃にはビクともしない素材を使ってるわ。で、その少し頭良さそうなちょっとイケメンな君》


「サトさんの事じゃないですか?」


「ぼ、僕?」


《そう、あなた。あなたが探していたエレベーター以外の上に行く方法だけど、あの外に繋がってるとかあなたが勝手に思っていた扉。あれ2階に繋がる階段への扉よ?》


「え、だってお前そこは開かないって…」


《あなた、敵が言ったこと真に受けてどうするの?wということでそのエレベーターは外れ。さようなら》


「な、なんだこのガスは!?」


「サトさん、私頭がぼーっとして…き…て…」


「お、おいエリチしっかりしろ!!」


「お、俺も力が出ないっす…」


「クリスもしっかりしろ!!!!」


やべえ、毒ガスか!くっ、なんとかしねーと…。ドカッ!!蹴ったくらいじゃ壊れねぇか…。ッダァ!熱でも無理…か…。…僕もなんだか力が入らねぇ…。くそ…僕がしたかったのはこんなバッドエンドの異世界生活じゃねぇ…オタクなら誰でも憧れる、ハッピーエンドな異世界生活が送りてぇんだ…。こんな所じゃ死ねねぇ…でもどうすれば…

どうもエ口です!!なんか、後書き書くことなくなってきましたねぇ…。あ、見てくれてありがとうございます!!すぐ次回書きます!待っててください!!

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