本当だった
「ねー林、なんで無事だったのか教えてくれてもいいじゃん!」
れなは、まだ相変わらずに林に質問攻めをしているけど……林は、見事にスルーをしていた
「林、無視しないでよ~!あ、教室についたね」
「だね、ん?なんで、また女子たちがいるの?」
林は、疑問そうに言ったのだが……れなは、返事をしてくれなかった
「れな?っていないし……ってなに、れなも女子の集団の中に入ってるの!?」
林は、れなに返答を求めたが……肝心のれながいなくなっていたのだ
れなは、女子たちの集団に入っていたのだ
「……さて、席につこうかな、でも、自分の席は、どこだっけ?」
林は、女子の集団を見事にかわして、一生懸命に自分の席を探していた
そのとき、林は女子たちの集団の近くに行ってしまったが……
「お前の席は、俺のとなりの席だ……」
「あ、ご丁寧にありがとうござ……あれ?」
そう、声をかけたのは、階段から林が落ちたとき助けてくれた……悠だったのだ
悠は、女子たちの集団を見向きもせずに、林に話しかけたのだ
「なんだ……?俺の顔にまた何かついているのか?」
悠は、目を細めて言った
「え、いや、ただ本当に同じクラスだったんだなーって思って……」
林は、苦笑いをしながら答えた
悠は、微笑に笑いながら答えようとしたら、女子の集団はもっと悲鳴をあげたのだ
「……面白いな、お前」
悠は、やっぱり微笑に笑っていた、林は、不思議そうな表情をしながら、悠のとなりの席に座った
林が座った同時に、れなと女子たちが林のもとへやって来た
「林ー!なになに、悠くんと知り合いだったの!?」
れなは、林に立ち寄り、悠のことを聞いたのだ
「いや、知り合いって言っても知り……」
「ああ、知り合いだ……」
「なっ……なに勝手に」
林は、知り合いではないと言おうとしたら、悠が勝手に<知り合い>とされたのだ
「林、ズルい!!」
「本当だよ!」
女子たちは、次々、林に言ったのだ……
林は、オドオドしていたのに、悠は、机に頬杖をしながら、窓の外を見ていた……
ガラララ
いきなり、教室のドアが開いた
「おいお前ら、何時だと思ってる?さっさと席につけ!!」
先生がやって来たのだ……
林の回りにいた女子たちは、慌てて席について、悠は、頬杖をやめたのだ
「それじゃあ、今からホームルームを始める」




