森の外
目を開くと上には輝く何かがあった。
今日も探索を開始する。と、いってもほとんどを触っていて知らない物はほとんどない。
ここには小さな動物や巨大森熊のような大きな動物がいる。
小さな動物は大きな動物よりもすばしっこく、攻撃もしてこない。
逆に大きな動物は攻撃的だがその多くは遅い。時々速いものもいるが、それども小さな動物の速さには勝てないのではないかと思う。
暗くなり、明るくなり、また暗くなり………と時間が経ち、探索していると、木々や草花の数が減ってきた。代わりにくるぶし位の高さの草が生えている。
また水という物を見つけた。
すると「飲みたい」と思ったので飲んでみた。
この水というのは、巨大森熊よりも美味しいと感じた。
また水は、自分の姿を光の反射により映す。
それにより自分の姿を見ることができた。
自分の顔は黒の髪に黒の瞳がある。爪は白く、体の毛はどれもが黒い。形は既に触って確認済みだ。髪と瞳、爪と毛以外は肌色をしていた。
特に思うことはないので探索に戻った。
暫く歩くとある時自分と同じ形つまり人型の動物に出会った。
ソイツは俺より背が高く、腹も二倍位のデカさであった。髪は金色で髭を生やしている。また、体には何かを着ている。
ソイツは馬という動物に馬車と呼ばれる物を引かせていた。どちらも触れたことにより「思い出した」。
最初は動物の様に鳴き声なのかと思ったが、何かを伝えようとしているのではないかと直感した。
「??????????????」
しかし、言ってることは分からない。けれど、ひとつ分かった。ソイツには敵意があるということだ。
ソイツの顔は何を思ったのかニタニタとした笑みを浮かべている。
手にツルの様なものを持ち、それを振るってくる。
それを掴み「思い出す」。
「ファイアーリザードのムチ」といい、このムチで打たれた者に火傷を与える。
現に今掴んでいる手が焼けている。別に気にすることでもない
「???????????!!」
また、何かソイツが何かを言ってる。
けど、やっぱり何を言ってるのよく分からない。常にダメージをくらうのも再生してるといえど好ましくないので、巨大森熊と同じように首手刀で切り落とす。
ドサッとソイツの頭は地に落ちた。首からドボドボと血が流れ落ちる。
ソイツのことは「食いたい」とは思わなかった。まあ、見るからに不味そうだしな…………
ソイツの乗っていた馬車には、荷物が詰まれていた。
それはソイツと同じ人であった。
が、コイツは体に服を俺と同じように身につけておらず、また俺とは違い胸が大きく、俺についている物が付いていない。髪は赤色で腰までのびている、瞳の色は目を閉じているため分からない。また、手足を鉄の拘束具で拘束され、痣や切り傷が多くあった。
コイツには敵意がないので放っておく。触れて知識だけは得ておく。
「コイツ」は女であり、人族であるという。状態は気絶。
因みに俺は男であるらしい。
馬車には不思議な形をした物にあふれている。
その多くは箱に詰められている。箱には不思議な何かが描かれている。
それに触れるとまた「思い出した」。
「アルクデリア語」アルクデリア大陸での公用語。
アルクデリア大陸?は、分からないが言葉は分かった。
これがあれば「会話」ができる、とのことだ。
てなわけで、そこで拘束されている女に話かけてみる。
「こんにちは」
女からの反応はない。
気絶しているからだろうか?まあいいか。女のことはまた放っておく。
馬車の中をあさる。
まず始めにに手をつけた箱をあさる。
「隷族の首輪」つけられた者は着けた者に隷族される。着けられた者は身分を奴隷と換え、着けた者の命令に絶対服従となる。
との、ことだ。
女にも首輪が付けられている。
他にも箱はあるので漁っていく。
食品、衣類、生活用品、等々があった。
その内で一番に目を惹かれたのは、食品である。
それらは、巨大森熊や水よりも旨かった。
例えば、「干肉」これは噛んでいるだけで肉の旨味が出てくる出てくる。肉は「牛」という動物のものをつかっているらしい。
また、「ククアの実」これは赤い色をしていて、果物という食べ物の一種類であるらしい。これは、干肉と異なりみずみずしく、かじると口の中に甘さが広がる。
兎に角旨い食べ物であった。
全部は食べずに少し残しておいた。理由は今度また食べるためである。
「………………うっ」
どうやら、女が目を覚ましたようだ。
瞳の色は髪と同じ赤色であった。




