第七話
マジかよ、竜神がなんでこんな所に来るんだよ。
「なんだよ、その反応は?フレイザドだって竜王だろうが」
「いやいや、どう見ても人なのに竜王な訳ないじゃないですか」
おもわず、僕はそう否定した。
「はー。あの馬鹿、いってなかったのかよ」
自称竜神は溜め息をつき、愚痴をこぼした。
「まあ、その件についてはあいつが帰って来てから聞け。それで、お前はあいつとどういう関係だ?」
「僕はお父さんの息子です」
自称竜神は何か気になったようで首を傾げた。
「お父さんってフレイザドのことか?」
「はい、そうですけど?」
フレイザドさん教えてなかったのかな?
(それにしては、竜族に見えないがなぁ。まあ、いいか。どうせ、捨て子とかそんな感じだろ)
「なあ、お前。俺が修行をつけてやろうか?」
何か考えていたようだけど、修行をつけてくれるというのなら断る理由はないな。
「よろしくお願いします」
「俺の修行ではとにかく実戦を経験してもらう。お前は何才だ?」
「えっと、十才です。それが何か関係あるんですか?」
実戦を積むなら魔物と戦えばいいと思うんだけどな。
「人の十才なら魔物の討伐はやめておいた方がいいな」
「えっ」
どういう事だ?
「なんだ『えっ』て」
「昨日魔物の討伐をしたばっかりなんですが」
「「………」」
なんか変な空気になったんだけど、どうしてくれるフレイザドさん。
「あの馬鹿、もしかして竜族と一緒にして考えてたんじゃねーか?今までの修行内容を教えてくれ」
と呆れたような声で聞かれたので覚えている限りで全てを話した。
「あの馬鹿!やり過ぎだ!はぁ、後であいつには説教するとしてとりあえず実力を知りたいから模擬戦にするぞ。ルールは武器は木剣のみを使い、魔法は死に至らしめるもの以外ならなんでも使っていい」
と言われ、木剣を渡された。
「俺は魔法は使わないからな。それじゃあ、そっちから来い!」
予定では今回で模擬戦を終わらせるところまで行くはずだったのにどうしてこうなった!




