2026/05/03
公園での「マーモットカフェをやろう」という冗談から3日が過ぎた。
まさおは、自分の人生がとんでもないスピードで加速しているのを感じてた。こんな経験なかった。
旅をしていたときに似てて物凄い速さで進んで、
日本なのに、あいことマーモットの出会いは新鮮で懐かしい気がした。
あいこの超スピードに
「まさおくん、お店の場所、もう目星つけてきたで!」
あいこが持ってきたのは、隅田川の近くにある古い空き家。
慎重派のまさおは、
「あいこちゃん、早すぎるて笑、許可とか、お金とか、そもそもマーモットの病気を見てくれるお医者さんがどこにいるか調べないと……」
しかし、あいこは止まらない。アクセル全開である。
「そんなん、やりながら考えたらええやん!日本にいないなら、うちらが第一人者や。これぞ『マーモット・オーシャン』よ!」
その横で、マーモットのむさしは、すっかり「店長」みたいな風格を出していた。
彼は二本足で立ち上がり、目を開き匂いクンカクンカするのだ。
まさおが築地で仕入れた最高級のキャベツ。以前なら喜んで食べていたのに、今のむさしは一味違う、
むさしは、キャベツを手に取ると、まさおがキッチンに置いていたカレーのスパイスをチョンチョンと指差したのです。
「……おいおい、むさし。お前、キャベツをカレー味にしろって言ってるのか?」
むさしは「キュイッ!(そうだよ)」と力強く鳴きました。
それを見たあいこが大笑いした。
「見て!むさしも普通のキャベツじゃ満足できへん』って言うてるわ。看板メニューはスパイス・キャベツで決まりやねん!」
あいこの圧倒的な行動力と、やる気満々のむさし。まさおは飼い主みたいである。
まさおは、自分一人の頭で考えていた「夢」が、この二人(一人と一匹)によってどんどん「形」になっていくのが、不思議と心地よくなってきました。
こんな経験ないものだ。
「……わかったよ。書類関係は、僕が責任を持ってやったる。その代わり、お店のデザインと宣伝は、あいこちゃんに任せたで」
「任せとき!世界中の旅仲間を呼んで、日本一おもろい店にしたるから!」
まさお、「私も旅仲間呼んでみる!」
夕暮れの川を見ながら、三人は新しいお店の縁側に座っていました。
「ところでまさおくん、むさしが寂しがったらあかんから、もう一匹ペルーから呼ぶ?」
「あいこちゃん、それいいね!日本で飼育してるお店に交渉しに行こうか?」
二人の笑い声の中、むさしは夕日に向かって「キュイッ!」と鳴いた。
冒険は既に始まってたが、また何が起きそうである。




