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マーモット東京へ  作者: あいたろう


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10/10

2026/05/03

公園での「マーモットカフェをやろう」という冗談から3日が過ぎた。

まさおは、自分の人生がとんでもないスピードで加速しているのを感じてた。こんな経験なかった。


旅をしていたときに似てて物凄い速さで進んで、

日本なのに、あいことマーモットの出会いは新鮮で懐かしい気がした。

あいこの超スピードに

「まさおくん、お店の場所、もう目星つけてきたで!」

あいこが持ってきたのは、隅田川の近くにある古い空き家。

慎重派のまさおは、

「あいこちゃん、早すぎるて笑、許可とか、お金とか、そもそもマーモットの病気を見てくれるお医者さんがどこにいるか調べないと……」

しかし、あいこは止まらない。アクセル全開である。

「そんなん、やりながら考えたらええやん!日本にいないなら、うちらが第一人者や。これぞ『マーモット・オーシャン』よ!」


その横で、マーモットのむさしは、すっかり「店長」みたいな風格を出していた。

彼は二本足で立ち上がり、目を開き匂いクンカクンカするのだ。


まさおが築地で仕入れた最高級のキャベツ。以前なら喜んで食べていたのに、今のむさしは一味違う、

むさしは、キャベツを手に取ると、まさおがキッチンに置いていたカレーのスパイスをチョンチョンと指差したのです。

「……おいおい、むさし。お前、キャベツをカレー味にしろって言ってるのか?」

むさしは「キュイッ!(そうだよ)」と力強く鳴きました。

それを見たあいこが大笑いした。

「見て!むさしも普通のキャベツじゃ満足できへん』って言うてるわ。看板メニューはスパイス・キャベツで決まりやねん!」


あいこの圧倒的な行動力と、やる気満々のむさし。まさおは飼い主みたいである。


まさおは、自分一人の頭で考えていた「夢」が、この二人(一人と一匹)によってどんどん「形」になっていくのが、不思議と心地よくなってきました。


こんな経験ないものだ。


「……わかったよ。書類関係は、僕が責任を持ってやったる。その代わり、お店のデザインと宣伝は、あいこちゃんに任せたで」

「任せとき!世界中の旅仲間を呼んで、日本一おもろい店にしたるから!」

まさお、「私も旅仲間呼んでみる!」

夕暮れの川を見ながら、三人は新しいお店の縁側に座っていました。

「ところでまさおくん、むさしが寂しがったらあかんから、もう一匹ペルーから呼ぶ?」

「あいこちゃん、それいいね!日本で飼育してるお店に交渉しに行こうか?」

二人の笑い声の中、むさしは夕日に向かって「キュイッ!」と鳴いた。


冒険は既に始まってたが、また何が起きそうである。

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