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236話 会議

 種族間戦争によって、人間はどんどん追い詰められていった。天使は戦闘で数は勝るもののその個体差によって人間は段々と数を減らされ、魔族との戦闘では個体差はないが、数の差で撤退を余儀なくされ始めていた。


 全世界統率連合は緊急の会議を行っていた。会議は連合の首脳が全員集まっていたが、ユージを呼ぶためにギルドの運営のために欠席したギルド支部部長ラグと、戦争の指揮をとるために現地で活動している種族間友好支部部長ロークが欠席していた。種族間友好支部は種族間での交易、取り決めなどに関わっていて、決して友好を築くことを目的としていない。



「このままでは人間は必ず滅ぶ。勝って生き残って、人間の強さを他種族に見せつけてやろうではないか!」



 会議議長であり、連合長のカイのその言葉によって始まった会議は、着々と進行していったが、具体的にはなにも決まらない。戦争はやめないということ、そしてギルド支部や種族間友好支部によって魔族との戦争に行くか天使を迎え撃つかを判断し送り出すようにすること、社会統率支部において、徴兵者を選定するようにすることが決定した。



「ななしの姉妹の捜索を徴兵者以外に義務付けしましょう。彼女達が見つかればユージが参戦してくれるそうです。ラグが今メインで動いているのは姉妹の捜索についてです。」


「ユージってイースト地区最強決定戦で優勝したやつだったよな。ただ7地区総合最強決定戦には出なかった。そんなやつのために人を割くべきなのか? たかがしれてる強さだろ。」


「ラグに聞いてみないと分かりませんが、魔王ヨキを倒したことがあると言われています。」


「転生者だからそう言われているんだろう。噂を信じるなんて愚かだな。」


「このままではいずれ負けます。ユージの力を借りられれば、勝機が見えます。



 首脳達はユージの処分について考えていたが、それについてはなにも決まらない。しかし、代わりに力を借りられるかもしれない相手を見つけることが出来た。白い人だ。白い人に助けを借りにカイがノースへ行くことが決まって会議は終わった。

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