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主人公視点④

無事、マリン様に見つかることなく宿舎に帰った私は、どうしてもマリン様と友達になりたくなってしまった。


翌日、マリン様の執務室執務室を訪れ、思いきって友達になって欲しいことを伝えた。


すると、マリン様は快諾してくれたことに加え、『マリンと呼んで欲しい』と言ってくれた。


思わずうれしくて泣いてしまった。


その後、ミランダ様とも友達になった。


友達になった後は、一緒に勉強をしたり、お忍びで町に出掛けた。


三人でおそろいの雑貨を買った。


マリンとミランダと過ごしていくうちに、一つの夢ができた。


次期王妃となるマリンの筆頭女官になること。きっかけは、学院でマリンの秘書の役割をこなすミランダ様が羨ましく、私もマリンの役に立ちたいと思った。


そこで、考えたことがマリンの女官になり、マリンを支えること。


そのために、私は勉強を頑張った。貴族の慣習だけでなく、歴代国王の政策を勉強した。


クォーツ家に置いてない本は学院の図書館に借りに行った。


図書館で借りた本を庭で読んでいると、マリンによく似た男性に話しかけられるようになった。適当に話を流していたら、毎回読書中に邪魔をしてくるようになった。


ある日、マリンから借りた『王族古代家系図』で王族の姻戚関係を勉強しているとリリス様に、本を破られてしまった。


もう絶版になっている本。

ミランダに相談すると図書館に置いてあると言われ、図書館へ走った。


図書館で本を見つけ書き写していると、赤髪の男性が声をかけてきた。


いつも、本を読むでも勉強するでもなく、ただ図書館にいる邪魔な男性。



マリンから借りた本を破られた悲しみのあまり、男性に本を破られたため写していることを伝えると、いきなり抱き締められた。


離してほしいと伝えても、強く抱き締められた。


その強さに、思わず泣いてしまった。




……この本、貸し出し禁止の本だから早く書き写したいのに、書き写すことができないことが悲しくて。


結局、閉館を告げる鐘がなるまで男性は私を抱きしめ続けた。


結局、1ページも書き写すことができなかった。


翌日、早起きをして図書館に行くことに決めた。


気合いを入れすぎてしまったため早くついてしまい、図書館の開館を待っていると、昨日私の邪魔をした男性がやって来た。


其の男性は、私に『王族古代家系図』を渡してきた。

書き写し終わったら返すと言ったが、返さなくて良いと言われたので有りがたくもらうことにした。


この事を、朝早く教室にいたモルガンナイト子爵妹……ミモザにいうと、赤髪の男性は王子だと言われた。


その男性が王子だと知らなかったと伝えると、ミモザは気絶してしまった。


その後、赤髪の男性は私に絡んでくるようになった。


何故か、入学当初のリリス様からの嫌がらせについて聞いてきた。理由は知らないけど。



また、マリンを守れるために、剣術も頑張った。


一人で北の庭で、素振りをしていると、男性に話しかけられた。背格好からマリンの幼馴染のグレン様だとわかった。


グレン様の教えは的確で私の剣術の腕は上達した。上達した事は嬉しいが、平日も休日も関係なく剣術の稽古をするというのは止めて欲しい。


すごく迷惑。


また、マリンがグレン様に王子を守るように口が酸っぱくなるほど言っていることを知っているため、王子を守るように言ってもずっと私の側にいる。


たまに、王子が一人で歩いている姿を見ると、グレン様に殺気を覚えた。

それに、隣に座っているマーレ様は、私が王子を好いていると勘違いするし、全くいい迷惑!!


また、マリンたちと日課である学院内にある教会の清掃を行ったある日、教皇の息子であるルカ様とあった。


その日は、マリンもミランダも実家の用事のため早く帰ってしまったので、神にマリンとミランダに出会えたことを感謝の祈りを捧げていた。



アーディン教は貴族の冠婚葬祭を取り仕切っている。貴族社会に溶け込みながら、距離を置いているアーディン教の神官から、貴族とどのように付き合ったら良いか聞くため、毎週末の教会の掃除後、マリンが帰ったあとに、どうすれば貴族世界で上手く行動できるか聞こうと思った……のだが、何故か私がルカ様の愚痴を聞くはめになってしまった。


そして、ルカ様は休日に私を外へ連れ出すようになった。


主に豪商御用達のレストラン(席料をとるお店)や舶来品(ゼロの数が2つ多い)ばかりの雑貨屋。極めつけは、歴史劇と言いながら『ロミーオとジュリエッタ』という恋愛劇を見せられる始末……歴史の授業でもこの二人は実在しないと習ったのに。


「アーディン教(のルカ様の指導を行っている上級神官)の方に、これ以上迷惑はかけられない」


休日に行う奉公をサボり、この国の歴史に疎いルカ様(将来の教皇)のことが心配になり声をかけても、


「僕のことは心配しないで」


見当違いなことをいう。私が心配しているのは、ルカ様以外の神官と信者なのに。


もー!!

グレン様もルカ様も学院の生徒なら言葉の裏を読みなさいよ!!


休日、グレン様とルカ様に付き合ったら、進級してから、ただでさえマリンと過ごす時間が確保できないのに、余計に時間が確保できないじゃない!!


しかも、あの赤髪は私にやたらとベタベタ……腰に手を回してくるし、マリンという素晴らしい婚約者がいるのに、他の女の尻を追いかけるなよ!!


そのイライラを発散するように、私の剣を折ったり水をかけてくる令嬢へのほうふく………対処方法が過激になってしまうことは仕方ないことよね?


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