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第0話 プロローグ
短いです
湿った空気、灰色の雲に染まる空。
生ぬるい風は湿気でベタつく肌にまとわりつく様。
もうすぐ雨が降る、と燕が鳴く。
やがて降る雨は激しく地面を叩き、雨粒は水面に波紋を広げ、それでもそんな日にも、嵐の日も傘を差して雨の降る空を眺める少女が居た。
「雨の日は精霊さんに会えるから、嫌いじゃないわよ」
少女はそう言って穏やかに微笑む。
雨は優しく見守り、風は語る。
種族が違うとしても貫いた二人の愛を。
これから紡がれるのは、雨が嫌いだった少女と、少女に雨を好きになって貰う為に奮闘した精霊の物語。
近々更新します。




