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saltless life  作者: SS
第一章
4/15

Chapter1-2

続きです。

家を出たジャックはいつもの習慣で、愛車のワゴン車に乗ろうとした。が、こんな天気の良い日にクルマはもったいないと思い、徒歩で出勤することにした。



メインストリートのネットカフェの前でキャプテンから電話があった。

(まだこんな時間なのに?)

ジャックは電話に応答した。

「よう、ジャック。まだ寝ちゃいないだろうな?この遅刻常習犯が。」

彼は、LCESのトップのビル・ジョンソンだ。あだ名はキャプテン、愛称は、ビリーだ。ジャックとは彼が卒配したときからの付き合いで、もっとも信頼できる上司であり、協力者であり、親友だ。

「ああ。今日は目覚めが良くてね、今、ネカフェの前だ。」

ジャックはこう答えた。ビルは彼が帰還兵なのを知っており、あの夢を見る朝、ジャックが珍しく早起きをすることも知っていた。

ビルは、「そうか。実はパトロール課から要請があってな、パトロールを手伝ってほしいんだと。まあ、連中も人数の帳尻あわせと言っていたし、やっつけでいいだろう。最近、出動が続いてお前も疲れてるだろ、たまには、息抜きしろ。飽きたら署まで来い。」

  嘘だ。ジャックは確信した。これは昔の夢をみたジャックを休めようとする、ビルのやさしい嘘だった。

(ありがとう。ビリー。)

心のなかでそういったジャックは、反対方向へ体を向けた。馴染みの時計屋が近くにあるのだ。愛用の腕時計が壊れたジャックは、新しい物を買おうと思っていたが、時間がなく買えずじまいだったのだ。



その時計屋に近づくと、突然銃声が聞こえた。(嫌な予感がする。)そう心のなかで思ったジャックは、警戒しながら銃声の聞こえた時計屋の前へ近づいた。



そこで、ジャックは見た。それは、パトカーをはさんで対峙する、武装し、時計屋に立てこもった男たちと銃を構えパトカーの陰に隠れている制服警官2人、という明らかに穏やかな雰囲気ではない光景だった。

刑事もの鉄板の上司登場!&事件発生!


これから、どうなるかお楽しみに!


ちなみに、私は石田衣良先生の、池袋ウエストゲートパークシリーズが大好きで自然と同作品と文面が似てしまう場合があるかもしれません。


6月19日 若干文章手直し

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