私の黒猫はどこ? ~閑話~
ずっと遊んでいた『Second Life on-line』がサービス終了する。
最後の最後まで【Daphne】のメンバー達と楽しい時間を過ごして私達の『SL』が終わった。
はずだった…。
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ここ…どこなの?
街…?確か私…『千棘にぃ』と『フェイナねぇ』とギルドのみんなと森の中でゲームが終わるの待ってたよね…?
…あれ?私の身長高い…?この身体…アルメラの身体?
まだちっちゃい頃の私が憧れた未来の身体…?
あれ…もしかして『千棘にぃ』が言った通りに《SL》の世界に入り込んじゃった…?そんな事あるわけないよね…?
でももしかしたら…これはよく読んでた本と同じ状況になった!?
やばいやばいやばい!!わくわくする…!これが異世界ファンタジー…!!
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めっちゃくちゃ歩き回ってやっと街っぽい所見つけた…。
こういう定番って冒険者ギルドとかあって、冒険するんだよね…!
でも何もわからないし、情報集めないといけないし、『フェイナねぇ』を探さないといけないし…。
とりあえず適当に声かけてみるしかないよね?
「ちょっと聞きたい事がある」
「あ?…なんだ?よそ者か…?」
「冒険者ギルドみたいなのはこの街にある?」
「やっぱよそ者か…あそこのデカい建物だよ」
「助かった」
おおおお!なんか異世界っぽいやり取り!!
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冒険者ギルドに行ってなんとなく冒険者になってみた。
受付嬢に色々聞いたらここはエルラシア王国とカルフィード共和国の間、カルラシア国境都市って言うらしい。
後、この世界の事を知らないと言ったら「もしかして英雄症の方ですか!?」と受付嬢が驚いてた。
自分の事以外何も知らない人は英雄症と言って、偉業を残す人は私みたいな人が多いらしい。
それ以外にも色んな事を教えてもらったら何だか落ち着いてきた。
落ち着いたら凄く『フェイナねぇ』の事が心配になってきた…。
何でもギルドの手伝いをして、いっぱい依頼をこなして情報を集めて、『フェイナねぇ』を探さないと…。
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冒険者として働いてたらなんていうか…侍が話しかけてきた。
「もし、そこのおなご。一目見てわかるその強さ、是非俺と試合ってくれないか?」
え、新手のナンパ…?
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試合をしてから3ヶ月ぐらい経った頃、鉄壁の黒猫と呼ばれる冒険者の噂を聞いた。
鉄壁と黒猫…絶対に『フェイナねぇ』の事だ…学術都市ティクス…エルラシア王国…よし!!迎えに行く!!
受付嬢から道を聞いてしっかり地図も用意した。
すぐに迎えに行くから待っててね、『フェイナねぇ』!
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やっと街に辿り着いた…長かった…門番がいるからここがティクスか聞かないと…。
「身分を証明できるものはありますか?」
「ギルドカードでいい?」
「はい…ありがとうございます、どうぞお入りください」
「ありがと。ここって学術都市ティクスで合ってる?」
「へ?…ここはカルフィード共和国の首都ハルシオンですよ?」
はぁぁぁぁぁぁぁぁやっぱりここじゃなかったあああああああ。
「…そう、ありがと」
やっぱり方向音痴は直ってなかった…また街でどっちに行けばいいか聞いてみないと…。
…あれ?あの小さくて赤いポニーテールの女の子…もしかして…。
「もしかして…ユーラン?」
「お、お前!アルメラか!?」
『フェイナねぇ』より先に『ユーちゃん』に出会った…。
これでユーランとアルメラの閑話を終了します。
次の投稿は第四章となりますのでよろしくお願いします。




