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再始動 -Second Life on-line- そして第二の人生が始まる  作者: 絢奈
第三章 赤と桃の二重奏
37/310

私の黒猫はどこ? ~閑話~

 ずっと遊んでいた『Second Life on-line』がサービス終了する。



 最後の最後まで【Daphne】のメンバー達と楽しい時間を過ごして私達の『SL』が終わった。



 はずだった…。





 ■





 ここ…どこなの?



 街…?確か私…『千棘にぃ』と『フェイナねぇ』とギルドのみんなと森の中でゲームが終わるの待ってたよね…?



 …あれ?私の身長高い…?この身体…アルメラの身体?



 まだちっちゃい頃の私が憧れた未来の身体…?



 あれ…もしかして『千棘にぃ』が言った通りに《SL》の世界に入り込んじゃった…?そんな事あるわけないよね…?



 でももしかしたら…これはよく読んでた本と同じ状況になった!?



 やばいやばいやばい!!わくわくする…!これが異世界ファンタジー…!!





 ■





 めっちゃくちゃ歩き回ってやっと街っぽい所見つけた…。



 こういう定番って冒険者ギルドとかあって、冒険するんだよね…!



 でも何もわからないし、情報集めないといけないし、『フェイナねぇ』を探さないといけないし…。



 とりあえず適当に声かけてみるしかないよね?



「ちょっと聞きたい事がある」


「あ?…なんだ?よそ者か…?」


「冒険者ギルドみたいなのはこの街にある?」


「やっぱよそ者か…あそこのデカい建物だよ」


「助かった」



 おおおお!なんか異世界っぽいやり取り!!





 ■





 冒険者ギルドに行ってなんとなく冒険者になってみた。



 受付嬢に色々聞いたらここはエルラシア王国とカルフィード共和国の間、カルラシア国境都市って言うらしい。



 後、この世界の事を知らないと言ったら「もしかして英雄症の方ですか!?」と受付嬢が驚いてた。



 自分の事以外何も知らない人は英雄症と言って、偉業を残す人は私みたいな人が多いらしい。



 それ以外にも色んな事を教えてもらったら何だか落ち着いてきた。



 落ち着いたら凄く『フェイナねぇ』の事が心配になってきた…。



 何でもギルドの手伝いをして、いっぱい依頼をこなして情報を集めて、『フェイナねぇ』を探さないと…。





 ■





 冒険者として働いてたらなんていうか…侍が話しかけてきた。



「もし、そこのおなご。一目見てわかるその強さ、是非俺と試合ってくれないか?」



 え、新手のナンパ…?





 ■





 試合をしてから3ヶ月ぐらい経った頃、鉄壁の黒猫と呼ばれる冒険者の噂を聞いた。



 鉄壁と黒猫…絶対に『フェイナねぇ』の事だ…学術都市ティクス…エルラシア王国…よし!!迎えに行く!!



 受付嬢から道を聞いてしっかり地図も用意した。



 すぐに迎えに行くから待っててね、『フェイナねぇ』!





 ■





 やっと街に辿り着いた…長かった…門番がいるからここがティクスか聞かないと…。



「身分を証明できるものはありますか?」


「ギルドカードでいい?」


「はい…ありがとうございます、どうぞお入りください」


「ありがと。ここって学術都市ティクスで合ってる?」


「へ?…ここはカルフィード共和国の首都ハルシオンですよ?」



 はぁぁぁぁぁぁぁぁやっぱりここじゃなかったあああああああ。



「…そう、ありがと」



 やっぱり方向音痴は直ってなかった…また街でどっちに行けばいいか聞いてみないと…。



 …あれ?あの小さくて赤いポニーテールの女の子…もしかして…。



「もしかして…ユーラン?」


「お、お前!アルメラか!?」



『フェイナねぇ』より先に『ユーちゃん』に出会った…。

これでユーランとアルメラの閑話を終了します。


次の投稿は第四章となりますのでよろしくお願いします。

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