秘密の共有者
「え~では、ここまでのお話は大丈夫ですかぁ?」
応接室に集まった面々を見ながら確認する。
今ここにいる面々は公爵家のノエルとシエル、ギルド受付嬢のフリエスとアリエス、冒険者仲間のユリスとライゼンというよくわからない関係の人達が集まっていた。
集まった後にどういう関係性か軽く紹介しつつ次の話を進めていく。
「ではぁ…私やアエリアの秘密についてお話したいと思いますぅ。この話はこれから協力してくれそうな方にしかお話し出来ない事ですのでぇ…もしご協力頂けないのであればご退出して頂きたいのですがぁ…」
と周りに問いかけたが誰も退出はしなかった。
「わかりましたぁ…それではこちらの魔法が込められた契約書があるのでこちらのこのペンで署名をお願いしてもいいですかぁ?」
《SL》でお馴染みだった商売などをする時などに必要なスクロールを契約書といい、それっぽい雰囲気を出しながら渡す。
実際は持ち物の所持者を上書きするスクロールだが、ネシアに来てからこの文章を変えれる事を知ってコルでスクロールの内容を変えたものだった。
書かれている内容を纏めると、
「私達の秘密は一切他言しない。但し、喋らなきゃ殺される等のやむを得ない事情の場合は話す事を許可するものとする。その際、一週間はその内容を喋った人が害されない様に転移の魔法及び魔法障壁が発動し、身の安全を確保するものとする。その代価として対等な関係での協力体制をここに誓う。という内容ですぅ。喋る前に転移すればと思うかもしれないのですがぁ…命の危険という対価がないと成立しなかったのでそこだけは申し訳ありません~…」
「わかった!私はだいじょーぶ!」
とユリスはすらすらと署名をする。
するとスクロールからとてつもない光が発せられ、その光が全てユリスの体に溶け込む。
「今の光が体の中に入れば契約完了ですぅ」
すると残り五人も同様に署名し、強烈な光が体の中へ溶け込んだ。
「ではまずぅ、私達の秘密を教えますねぇ」
そう伝え、偽装の指輪を外し、半透明のシステムウィンドウを表示して自分のステータスを可視化出来る様にして見せる。
「本当であれば私を『鑑定』して頂けたら早いのですがぁ…この場だとフリエスさんしか使えないのでこれを見た後にフリエスさんに鑑定して頂いて確認して頂きますぅ」
そしてそれを見た六人は同様に驚愕の表情を浮かべる。
「な、名前…コル…ダフネの十英傑…いや、同名の可能性も…」
と、ライゼンが言葉を発するので、
「同名の可能性も考えれますよねぇ…こればっかりは信じてもらうしかありませんがぁ、フリエスさん?今この場で一緒に一つポーションを作って頂けますかぁ?」
「こ…コル様…え、ウルさん…あ、はい…」
放心気味だったが一緒にポーションを作る事に同意して貰えたので作業台を出してみんなの前で同じ材料、同じ工程で作る。
二分程した後、二人のポーションが出来上がり、その出来をみんなで確認してもらう。
「まぁ、鑑定が出来ないと思いますのでフリエスさん、鑑定して皆さんに伝えて頂けますかぁ?」
「は、はい…製作者…コル…品質…神話級です…」
フリエスは何故か涙目になりながら皆に自身の鑑定結果を伝える。
「まさか…本当にあのダフネの十英傑『博学多才』のコル様なの…なのでしょうか…?」
「ええ、そうですよライゼン、みなさんからそういう風に言われているコルですよぉ。みなさんにはウルっていう偽名を使っていた事、ここで謝らせて頂きますぅ…」
あまりの事実に言葉を失っていた公爵家のノエルとシエルが、
「そ…そんな…こんな事が…王都にあのダフネの十英傑の方が…お、王族がこんなの知ったら大変な事に…それに…マクナス家がこの事を秘密にしていたら…」
「お母様…お母様はコル様に助けて頂いたのですね…」
「ノエル、シエル、こんな契約書で縛って申し訳ないのですがぁ…内緒にする分、ウルの名前で品質を英雄級にごまかしたポーションをある程度納品したりお家の立場が悪くならないようにするのでぇ…」
「確かに…そんなポーションを作れる方をお抱えすれば体面は立ちますが………本来であればすぐにでも王に報告しないといけないのですが…命を救って頂いた恩もあります…決して口外致しません…」
「命の危険があったらちゃんとお話ししても大丈夫ですからねぇ?」
ステータスを閉じ、まだ愕然としている面々を見渡して言葉を続ける。
「ふふっ。私がコルっていう事が今回の秘密の本質ですぅ…と言いたいのですがぁ…その前に少々お待ちくださいねぇ…」
これ以上の秘密が何かあるのか?とこの場にいる全員が思った数秒後、いきなり光に包まれたコルの姿が白黒の髪色の女性となって皆の前に現れた。
「ふぅ。みんな待たせたわね、私はアエリアよ。リアっていう偽名を名乗って冒険者をしていたのだけれど、みんなが『ダフネの十英傑』って呼んでいるコルとアエリアは同一人物って事。理解してくれたかしら?」
コルの時とは喋り方も雰囲気も全く別物のアエリアを見て驚いているみんな。
そんな時ユリスから、
「えっ!?リアが…ダフネのアエリア様なの!?ええええええ!?!?!?そんな事リア一言も言わなかったじゃん!?」
「言えるわけないでしょユリス。私の存在がバレれば国王が黙ってないってさっきノエルも言っていたでしょう?そう言う事よ」
「あ、そっか…んー…これからはアエリア様って呼んだ方がいい…?」
「いいえユリス、今まで通りリアって呼んでちょうだい。ここに居るみんなもいいかしら?コルの時もウルって名前で呼んでちょうだい。後は接し方もいつも通りでお願いね」
放心している皆に伝えるがユリスが代表して返事してくれたので頭を撫でてあげる。
「ふぇ…この撫で方はリア…ってみんなの前でやめてよ!」
「相変わらず気持ちよさそうにするわねユリスは。…さて、次がラストよ。ちょっと待ってなさい」
またアエリアが光に包まれ、その光が収まったと思ったらかなり小さな女の子が現れた。
「みんなお待たせ!コルとアエリアの正体は実は…僕、千棘でしたー!…ってあれ?みんな?大丈夫?」
あまりの事実に皆がソファーに身を投げ出して一言も発しなかった。
ユリスの顔やみんなの顔を見たら白目を向いていたので各部屋にベッドを出して、一人一人ベッドに寝かしつける。
そしてみんなが起きてきたのは日が落ち始めた頃。
ちゃんと千棘とアエリア、コルは同一人物だという事を伝えてみんなは一応納得してくれた。
「で、ここに居るみんなと秘密を共有した事になるんだけど、お願い事が一つだけあるんだ。まずはフリエス」
「は、はい!」
「そうかしこまらないでいいよ。コルと話す時みたいな感じでいいから。えっとね、フリエスには生産者ギルドで情報を集めて欲しいんだ。これ、コルの時に作った遠く離れた人と話せる魔道具。この魔道具を使ってすっごく目立っている生産者の噂とか集めて欲しいんだけどお願いできる?」
「は、はい…わかりました…えっとそれにはどういった理由が?」
「…もしかしたら僕の仲間が…ユーランとピュリエットがどこかにいるかも知れないんだ。だからみんなと会いたいからその情報をね?」
「他の英傑達も!?」
「う、うん。多分ライゼンが負けた黒猫とピンクの羊は僕の仲間のフェイナとアルメラの可能性が高いんだ」
「あの二人が…『難攻不落』のフェイナ様と『竜蟠虎踞』のアルメラ様……」
「可能性があるってだけだからね?だからライゼンは今まで通り、強い人の情報を集めて欲しいんだ。この魔道具も渡しておくね?」
ライゼンに魔道具を渡し、何も言わずにアリエスとユリスの前にも置く。
「アリエスも冒険者ギルド職員として情報を集めて欲しい。ユリスは…この屋敷に住むんだよね?もしあれなら僕の旅につ『いく!!』…そう言うと思った。とりあえず離れて行動する時にこれ渡しておくね」
今後の行動を共にする相手が決まり、
「それでノエルとシエルなんだけど…」
「ここまでくればわかります。貴族や王族の上層でしか出ないような話を収集すればいいのですね?」
「うん、王家への隠し事に合わせてとんでもない事をお願いしているけど…ごめんね」
「いいえチトゲ様…いえチトゲさん。私はあなたに命を救われています。それにダフネの十英傑の方に協力出来るのであれば光栄です」
「そんな大層なものじゃないけどね…さてと、これで僕からのお願い事は終了だけど…みんなが僕にして欲しい事はある?」
ライゼンは千棘との模擬戦を望み、屋敷の地下で試合をしたが開始の合図と同時に瞬間移動とも思える瞬発から首元に槍を突きつけ終わらせ、試合をしてくれた事に感謝をしつつ情報を集めてくると言って屋敷を出ていった。
ノエルとシエルは試合後にポーションの販売体制や千棘の屋敷を保つ為の使用人を用意するという事で話が終わり、終わったと同時に屋敷を出ていった。
フリエスとアリエス姉妹にもどうしても対応が出来ない緊急依頼が来た場合は助けて欲しいという事を約束して二人は自分達の家へ帰っていった。
そして残ったユリスは…
「はえ~…ダフネの十英傑、『千姿万態』のチトゲ様ってもっと高身長でごつい人だと思ってた…私より身長低い!新鮮!」
等と言っていたが千棘が背伸びして頭を撫でていたら、
「ふぇ…リアと同じ撫でテク…はっ!?絵面がやばい!年下女の子にあやされるなんて…」
「え?僕男だよ?ほら」
とユリスの手を持って胸に当てる。
「ね?」
「な、ない!?こんな可愛いのに…女の子として自信が…」
「落ち込まないでよ。とりあえずアエリアになってこれから一緒に学術都市ティクスに行ってもらおうと思うんだけどいいの?」
「え?それはいいんだけど…何でリアなの?チトゲで行くんじゃないの?」
「それが…今気づいたら冒険者ギルドに登録してなくて、身分証明出来るものが全くないんだよね…だから基本はアエリアで行動して、アエリアじゃ行動しにくい所はチトゲで行動しようと思ってるんだ」
「なるほどね~。傍から見たら私達ちっちゃいから絶対に新しい所じゃ舐められるからそのほうがいいかも」
「そういう事。とりあえずこの屋敷のセキュリティをノエルとシエルが選んだ使用人が入れるようにして…貴重なものは全部持っていけばいいかな…」
「チトゲは魔法使えないんだよね?どこにそんな収納してるの?」
「なんか僕が魔法使えない理由は、膨大な容量のアイテムボックスを常時展開してるから使えないって知り合いの魔法使いが言ってたよ~」
(本当はゲームの時の名残でインベントリが使えるからだけど)
「ふーん。じゃあ明日はすぐに出発するんだ?そういえば移動手段はどうするの?馬?馬車?」
「え、僕がユリスを背負って走るじゃダメ?」
「ダメ!乙女的に何か失う!」
「んー…じゃあ、コルの召喚獣にでも運んでもらおうかな」
「召喚獣…すごい便利だね…」
「ねー。まぁそう言う事だから明日に備えて準備しておいてくれるかな?途中のフェルス村って言うところに寄っていこうと思っているからよろしくね」
「はーい!じゃあ、また明日ね!」
「はーい、また明日ー」
と各部屋に戻り、明日の計画をしながらベッドの上で睡眠を取る…。
■
「んんんー!!ウル!めっちゃはやいいいい!!!」
「ユリス、ちゃんとつかまっててくださいねぇ」
雲が疎らに浮かぶ朝、ユリスの絶叫が響きながら白銀の狼の背に二人の女性…見た目だけは少女がしがみ付いて舗装されていない道を走っていた。
「フェンリル、疲れたら止まってくださいねぇ」
「ワァフ!!」
「ちょ!何でスピードがあがるの!?ウル!!」
「フェンリル張り切ってるみたいですねぇ」
「ちょっとスピード落として!!ん!?私と同じぐらいの身長なのに何でこんなにあるの!?」
「もーユリス、そこは胸ですよぉ。ちゃんと腰を持っててくださいねぇ」
「なんか負けた…しかも腰も細いし…尻尾わぷ!?」
「そこはくすぐったいですよぉ?イタズラするなら落としますからねぇ?とりあえずその尻尾に顔でも埋めて落ち着いてください~」
コルの体をべたべた触るユリスを大人しくするために尻尾を顔に当てて落ち着かせる。
「……」
「ユリス、後もう少しでフェルス村なのでそろそろ降りますよぉ?ユリス~?」
尻尾に包まれて幸せそうにしているユリスを尻尾から引き剥がしてフェンリルを労いそのまま送還する。
「フェンリル、お疲れ様ですぅ」
「わぎゅっ!?」
いきなり消えたフェンリルに跨っていた二人、コルはしっかり着地して、ユリスはそのままお尻から地面に落ちて涙目になっていたが、誰も近くにいない事を確認してコルから千棘の姿になり、ユリスと一緒にフェリス村へ入って行く。
「ここがフェルス村…いてて…もーウル…じゃなくてチヅルがいきなり落とすからお尻痛いんだけど!?」
「ユリス、呼び間違えほんと気を付けてね…紛らわしいのはわかるんだけど…というかユリスがべたべた触ってイタズラするからいけないんでしょ?」
「あれは落ちそうで仕方なかったの!」
そんな軽口を言い合いながらある一軒家に向かう。
「ここ?助けてもらった人の家って?」
「そうそう、今いるかな…フィーラさんいますかー?」
ドアをノックしながら家の中にいるであろう人の名前を呼ぶ。
「…ん?フィーラ…?」
「ん?どうしたの?フィーラさんがどうか…あ、フィーラさん、三ヶ月ぶりです」
「あら、チヅルさん?おかえりなさい。王都はどうだったかしら?」
と出てきたフィーラさんと話していたらユリスが、
「あー!!!『四色』のフィーラさんですか!?」
と興奮した様子でフィーラさんの名前を叫ぶと素早い動きで指を鳴らし、風魔法を使ってユリスの声が発せられない様にすると声が聞こえてないと思ってないユリスは口パクしながら身振り手振りで千棘に語り掛けるが、千棘は全く聞こえておらず苦笑いしてからユリスの頭に手刀を叩きこむ。
「そんな事大声で喋らないで欲しいわ…とりあえずチヅルさんとそちらの方も中へどうぞ」
案内されて頭を擦っているユリスを連れて家の中に入ると暖かい家が迎えてくれた。
「すみません、フィーラさんご無沙汰しております。エリオさんやフィオ、レノは?」
「あぁ、あの人達なら森に入って護衛のお仕事をしているわ。フィオとレノは10歳になったから魔獣との戦いを見学という事で付いて行ってるの」
「ああ、じゃあ丁度入れ違いだったんですね…でしたらこれを村に寄付とエリオさんとフィーラさんで使ってください。レノの両親にも挨拶したかったんですが…また今度ですね…」
インベントリからマッドベアの素材を売却した時のお金が入った革袋を三つほどテーブルに出すとフィーラの顔が引きつった。
「か、かなりの大金になったのね…有難く頂くわ…」
「ええ、泊めて頂いた宿代として受け取っておいてください」
お金を受け取ってもらえてこの村に来た一つ目の目標を達成した千棘は次の目標を達成しようとするがユリスが、
「あの!フィーラさんって『四色』のフィーラさんですよね?!」
「…まぁ昔はそう言われていたわね…」
「やっぱり本物だー!チヅルさん!すごいですよ!『四色』ですよ!」
「ん?ししき?パーティー名?あ、フィーラさんこちらはユリスって言います」
「すみません、ユリスです!知らないの!?王都の『四色』!Sランクのパーティーだよ!」
「え、フィーラさん達ってSランクパーティーだったんですか!?」
「え、ええ…まぁもう引退したけどね…ユリスさんよろしくね」
「引退した後でも本物に会えてうれしいです!」
終始興奮しっぱなしなのでユリスを撫でて『ふぇ…』と鳴かせてから聞いてみる。
「そういえばエリオさんは魔法使えなかったですよね?それで『四色』なんですか?てっきり火、水、風、土の四元素からその名前と思ったのですが…」
「ええ、エリオは使えないわよ。どちらかというと髪の色ね」
「ああ、なるほど…そう言う事ですか。そういえばフィオとレノはどうですか?」
とフィオとレノの現状確認が二つ目の目標だった。
「あの子達は順調に育ってるわよー。フィオはだんだん勝気になってきて、レノは前と同じ大人しくていい子よ。二人で模擬戦したりする時はやっぱりレノはフィオ相手にあんまり攻撃は出来なくていつも負けているけど、エリオと模擬戦する時はかなりやるわね。それを見てフィオは『何で私の時は本気でやらないの!!』っていっつも怒ってるわ」
「あはは…レノらしいと言えばレノらしいですね…二人とも相当強くなったんですね…」
「ええ、間違いなくあの木刀のおかげでね」
「なんですか!?その強くなるボクトウというものは!」
「ん、ユリスにも今度作ってあげるよ。ユリスの場合は短剣だけどね?」
「いいの!?ありがとう!」
「というか、僕の旅に付いてくるなら強くなってもらわないと本当に死んじゃうからね…」
「うっ…確かに…」
「チヅルさん、ユリスさんは知っているの?」
「ええ、教えました。それでユリスには僕の旅に付き合ってもらってるんです」
「フィーラさんも知ってるの?」
「うん、教えたというより気づかれたんだけどね…」
「さすが『四色』のフィーラさん…」
「もうその名前で呼ばないで頂戴…それはそうと、どこへ行くのかしら?」
「学術都市ティクスって所です。そこにもしかしたら僕の仲間がいるかもしれないので…」
「あら、十英傑のどなたかしら…?」
「んーまだわからないですけど、多分フェイナだと思います」
「『難攻不落』のフェイナ様…もし見つかったら王都に?」
「ええ、王都に拠点も構えたので…これ、拠点の場所が書かれているメモです。多分屋敷には管理してくれている使用人がいるのでその方にこのメモ見せれば中でくつろげるかと思うので…」
「あら、ありがとう。今度エリオ達と行ってみるわ、チヅルさんがいる時にね?」
「わかりました、そしたら歓迎しますね?…本当はレノやフィオ達にも挨拶しないといけないのですがそろそろ行きますね?」
「ええ、みんなにはちゃんと伝えておくわ。チヅルさん、ユリスさん良い旅を」
「ええ、フィーラさん、また行ってきますね」
「フィーラさん会えてよかったです!またー!」
そう言って千棘とユリスはフェルス村を後にし…
「ぎゃああああああ!!!!!高い高い高い高い!!!!!ウルううううう高いいいいい!!!」
「もうユリス~!しっかり前向いて案内してくださいよぉ~!!だからそこは胸なんですってぇ!!」
「怖い怖い!!!!!ウルー!!!悪かったからもう少し高度さげてぇぇぇ!!!」
「さっきは高い所からなら案内しやすいっていってたじゃないですかぁ!もう!!フェニックス!もう少しだけ高度下げてくださぁい!」
「クアァァ!!」
「ぎゃあああああ!!!!いきなり高度が!!待って!掴まってらんない!!!ふっ飛ぶううう!!!」
「もうユリス!!しっかりしてくださぁい!!あ!!ユリスがふっ飛びましたぁ!フェニックス!!」
「クアァ!」
等と茶番(ユリス本人は死ぬ思い)をしながら楽しくコルとユリスは学術都市ティクスへ向かう…。
ユリスは書いていてとても楽しいです。




