表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
その箱を開けた世界で  作者: ナガズボン
第1章 鳳凰院 蓮火(仮題)
82/154

とある旧きものの独白

よろしくお願いいたします!

 昔、会った時のままだ。

 カケル君が部屋に入ってきて一目見た瞬間、すぐに彼だと分かった。


 もちろん。

 背丈や容姿はまだ幼い。

 少年の色を残してはいたが、その在り方というか。

 特に、自分が言ったことに対して律儀に反応するところは、正にそのままだ。


 そんな変わらない、いや、逆か。

 彼の本質が分かった気がして、わたしは嬉しくなった。


 しばらく、彼とじゃれ合って。

 

 そして、真面目な話をしようとした時、彼に全てを話そうとした時に。

 それはズルいというように頭が割れるように痛くなった。

 それでも頑張って話そうとしたけど、ダメだった。


 そんな私の様子を見て。

 彼は話を聞きたいだろうに。

 自分のことが知りたいだろうに。


 それでも私を労るような、優しげな表情を見せた。


「だから君を助けたくなる」


 何十年も待ったかいがあった。


 そんな小さな小さな呟きをリストは口にした。


 自分の声は止みそうだ。



お読みいただきありがとうございました!


よろしかったら、ページ下部にあるブックマークや評価をつけていただけると嬉しいです!


よろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ