アカズのダンジョンと旧きもの27
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リストの衝撃的な告白を聞いた駈は、それでも一縷の望みをかけて、蓮火に問いかける。
「れ、蓮火さんは!?蓮火さんは土の魔法はどうですか!?」
駈に聞かれた蓮火は、彼から顔を反らす。
駈は回り込む。
蓮火は反らす。
「いやこんなことやってる場合じゃなかった?!」
駈は急に我に返った。
冷静にどうすべきか考えよう。
「まあ、一番確実なのは……」
リストが駈と蓮火に告げる。
「君たちが来た道を引き返すことだろうな」
言われた二人は考える。
結論が出たのか、蓮火がポツとリストに返す。
「そう……ですね。冷静に考えると、もうそれしか方法がないですよね……」
「時間はかかるけどしょうがないですかね……」
駈は諦めたように蓮火に同意した。
「ま、まあダメでもともと、リスト様にお願いしたんだし、そうしようっ!」
暗くなった空気をリセットするかのように、蓮火は明るく声を張り上げる。
「……すまない」
リストは期待させてしまった負い目があるのか、珍しくショボンとした顔で蓮火に謝った。
「いっ、いやいやっ?!成功したらラッキーくらいでお願いしてたので、そこまで落ち込まなくてもっ?!ね、駈君?」
「え、ええ!僕たち仲間じゃないですか?!全っ然問題ないですよ!それに僕も強く言い過ぎてしまいました!申し訳ありませんでした!」
そう言って、駈はリストに勢いよく頭を下げる。
「ふ、二人とも……」
リストは初めて感じるような自らの心の動きに、少し困惑した表情を見せたが、やがてふっと口元を緩めると。
「……ありがとう」
それだけを呟くのだった。
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