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その箱を開けた世界で  作者: ナガズボン
第1章 鳳凰院 蓮火(仮題)
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アカズのダンジョンと旧きもの26

よろしくお願いいたします!

「積み上げる、ですか……」


 リストの提案を聞き、駈は何とも言えない顔をした。


「うん?何か問題があるか?」


 駈の様子を見たリストが不思議そうに如何する。


「問題、というより。ただ積み上げるだけだと途中で崩れそうじゃないですか?」


 リストはポンとグーの右手で左手の平を叩く。


「どうやって積み上げる?」


「いやノープラン?!」


「うん、なんかテキトーにいい感じで積んでいけるのではないかと」


「テキトーなのはあんたの性格だ!!」


「うん!否定はしないよ!!」


「胸を張って開き直るな!!」


「で、でもっ!」


 そこで蓮火が話に割って入る。


「リストさんの土魔法を使ってガレキを固めていけば、何とかなるんじゃないですか?」


 あれだけのことをやったのだから、土魔法くらい朝飯前だろう。

 そう思って、いや思いたくて、蓮火はリストに問いかける。


「いや。わたしは土魔法は一切使えない。というより、これ以外は何も使えない」


 空間をパカパカ開けながら、そんな衝撃を駈と蓮火に与えたリスト。


「「え、えええーーー?!」」


「む、そんな驚くことか」


「いや、だってさっきあんなにすごいことをしてたじゃないですか!」


 駈は天井を指差し、リストへ言い募る。


 それに対するリストの反応は。


「うん。あんなにすごいことが出来るんだから、それしか出来なくても仕方ないだろう」


 リストはその豊かな胸をぷるんっと張り、自信満々に宣言した。


 駈の目がそこに行きかけたが、隣で蓮火が腕を引き絞っているのが見えたため、何とか踏みとどまる。


「蓮火さん!僕は何も見てません!」


「ふんっ!どうだかねっ」


「信じてください!って、そうじゃなくて!ウダさんは割と色々やってましたよ!?」


 レーザーを出したり、刀を使ったり、謎の壁を作ったり。


「うん。ウダは器用だからね」


「えっ?!それで片付けられるようなことなんですか?!」


「うん」


 ガックシと。

 駈は首を折り曲げ、落ち込むのだった。

お読みいただきありがとうございました!


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よろしくお願いいたします!

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