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その箱を開けた世界で  作者: ナガズボン
第1章 鳳凰院 蓮火(仮題)
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幕間 冒険者学校とある日の風景1

みなさん納得はいかないかもしれませんが、よろしくお願いいたします!

 みなさんも既に習っている基礎的な内容だとは思いますが。


 魔法学担当の教師は、そう前置きをしながら生徒たちに説明と質問を行う。


「我々人間が魔法を使うことの出来る理由は何でしょうか?ーー君」


「はい!えー、私たちの心臓に魔石が埋め込まれているためです!」


「うん、正解です!でも、まだ足りない。あなたたちも習っているはずです。それは何だと思いますか?ーーさん」


「えーと、魔石は魔力を持っていて、それが血液と同じように全身に行き渡っているからだと思います」


「その通りですね。ただ、もう一声!ーーさんはどう思いますか?」


「んー、人間には魔力穴っていう目に見えないほどの小さな穴が空いていて、そこから魔力を自由に出せるようになっている、から?」


「はい、ありがとうございます。その通りですね。答えていただいた方たちにみなさん拍手をお願いします。はい。えー、ただ、私も偉そうに説明をしてしまいましたが。実は今の3人の方に説明していただいたところまでが現在、我々人間が魔法を使うことの出来る理由について、判明している部分になります。その先の原理については全て謎に包まれていて、今も研究が続いている。そんな状況です」


 予想や仮説は様々ありますがね、と付け加えた。


 では、とその教師が続ける。


「魔法の属性にはどんなものがあるか覚えていますか?ーー君」


「確か、水、火、土、風、雷、氷だったと思います」


「その通りです。今言ってくれたのが俗に言う普通属性。人間が生まれてから最低限、使えるものとなっています。さらに、使える人がほとんどいないので詳しいことは分かっていませんが、特殊属性、はたまた、その人しか使えないユニーク魔法なんて言われるものもありますので、覚えておいてくださいね」


 それから教師の授業が続き、やがて本日最後の授業終了の合図が鳴る。


 教師は授業終了後にそのまま帰りの挨拶を述べる。

 彼がこのクラスの担任教師だった。


「さて、今日はここまでにしておきましょう。それと来週からは定期テストがあります。実技だけじゃなく、座学のテストも何教科かありますので、しっかり勉強しておくように。冒険者学校に通っているからって、数学なんて勉強しなくていいなんて考えないようにね」


 では、今日はこれで終わりです。

 あとは自由に過ごしてください。


 それは冒険者学校のとある日の風景だった。

お読みいただきありがとうございました!

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