幼女は得意気になる
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まあ、それが全てではないのじゃがな。
結局この部屋の状況については、リストの言った通り、自らの特性を使った結果であると幼女は認めた。
「全てではない……?」
輝花は幼女の言葉を引き取り、自らの疑問を発した。
「ものを軽くするか、小さくするかだけでも破格の性能だと思うんだけどね」
リストもそれに追従する。
二人の興味が自分の特性に向いたのが分かったのだろう。
幼女は胸を張り、ムフフン、という笑顔を浮かべた。
自分に注目が向いて嬉しがる子どもである。
見えない長い鼻がついていることだろう。
幼女はもったいぶるように発言した。
「知りたいか?」
「黙れ、ドチビ」
「うわぁ?!もはや悪口を言われ始めたのじゃ?!せめて、知りたくないって言われたほうが良かったのじゃ!!」
学校長に対する敬いが足りないのじゃ!
この学校の教育はなっていないのじゃ!
輝花に単純な暴言を吐かれた幼女は、床に両手両膝を付いて嘆き始める。
そんな幼女の様子を見かねたのか、慰めるようにリストが話しかける。
「校長殿は大変だな。どうでしょう?ここは1発その特性の全貌をわたしに教えて、わたしに敬ってもらうというのは?」
「お、おおそうか!わしの特性は……って、危ないのじゃ!さすがに、そんなことを言われても教えることは出来ないのじゃ!」
「……チッ」
「こいつ舌打ちしたのじゃ!」
打算ありきのリストの慰めに、幼女はまた両手両膝を床に付いた。
「そうしていると、ハイハイしてるみたいだな」
「誰がキュートな赤ん坊じゃ!!」
「キュートとは言ってない」
輝花のボソッとした呟きに、ウガーっと憤る忙しい幼女なのだった。
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