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その箱を開けた世界で  作者: ナガズボン
第1章 鳳凰院 蓮火(仮題)
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幼女は得意気になる

よろしくお願いいたします!

 まあ、それが全てではないのじゃがな。


 結局この部屋の状況については、リストの言った通り、自らの特性を使った結果であると幼女は認めた。


「全てではない……?」


 輝花は幼女の言葉を引き取り、自らの疑問を発した。


「ものを軽くするか、小さくするかだけでも破格の性能だと思うんだけどね」


 リストもそれに追従する。

 

 二人の興味が自分の特性に向いたのが分かったのだろう。


 幼女は胸を張り、ムフフン、という笑顔を浮かべた。

 自分に注目が向いて嬉しがる子どもである。

 見えない長い鼻がついていることだろう。


 幼女はもったいぶるように発言した。


「知りたいか?」


「黙れ、ドチビ」


「うわぁ?!もはや悪口を言われ始めたのじゃ?!せめて、知りたくないって言われたほうが良かったのじゃ!!」


 学校長に対する敬いが足りないのじゃ!

 この学校の教育はなっていないのじゃ!

 輝花に単純な暴言を吐かれた幼女は、床に両手両膝を付いて嘆き始める。

 

 そんな幼女の様子を見かねたのか、慰めるようにリストが話しかける。


「校長殿は大変だな。どうでしょう?ここは1発その特性の全貌をわたしに教えて、わたしに敬ってもらうというのは?」


「お、おおそうか!わしの特性は……って、危ないのじゃ!さすがに、そんなことを言われても教えることは出来ないのじゃ!」


「……チッ」


「こいつ舌打ちしたのじゃ!」


 打算ありきのリストの慰めに、幼女はまた両手両膝を床に付いた。


「そうしていると、ハイハイしてるみたいだな」


「誰がキュートな赤ん坊じゃ!!」


「キュートとは言ってない」


 輝花のボソッとした呟きに、ウガーっと憤る忙しい幼女なのだった。

お読みいただきありがとうございました!


よろしかったら、ページ下部にあるブクマや評価をつけていただけると嬉しいです!

感想もお待ちしております!辛口希望!


よろしくお願いいたします!

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