第十七話 『夏の一日 破の始まり』
「遅かったね、お兄ちゃん。手間取ったの?」
部屋に入ってきた悟月 九津に対して妹の界理はそう言った。今しがた呼鈴が鳴り、九津が代表して玄関まで行っていたからだ。
往復だけなら時間はかからないこともあり、不思議そうだ。九津は軽く首を振って手に持っていた荷物を見せた。
「んー?いや、荷物の受け取りだけだったんだけどね、なんか謝られた」
「謝られたのですか?」
九津に返したのは鵜崎 瑪瑙の方だった。キョトンと傾げた顔が説明を求めている。
「ん。本当は午前中に届くはずだったらしいけど手違いでこの時間になったって。あと、戻るときに一部屋間違えた」
あはは、と後頭部をかいた。広いとはいえ、迷うことなどないと自負していた九津はどこか恥ずかしさを感じていたからだ。それを察してか無自覚か、
「ああ、それは仕方ないかも。魔気がありふれてて下手に感覚に頼るとわからなくなるよね」
と、界理が頷く。九津も自分よりもしっかりしているだろう小学校高学年になる妹の賛同を得られて安心した。
実際に九津は「何か」の気配に当てられたかのように部屋を間違えてしまったのだ。その事からも界理の言ったことに納得していた。
しかし、二人の会話に瑪瑙はさらに不思議そうに首を傾けた。
「魔気が…そんなになのですか?だとすれば、集中せねばとらえきれていない私はまだまだだ精進あるのみ、ということなのですね」
続けて決意を込めたように鼻息を荒くした。
それから鷲都家にて、鷲都 包女、筒音、鯨井 光森を見送り残った九津、界理、瑪瑙の三人はトランプをしながら待つことになった。
なぜトランプなのか、と言うとたいした理由などない。
包女たちが出ていった事情が事情であり心配はあった。ところがだ。だからといって留守番組に任命された以上この家の中で待機していなくてはならない。
しかしすることもない。まさか自分たちの為に用意されたものとはいえ、目の前の料理を勝手に食事するわけにもいかない。そこで気を紛らわす為に瑪瑙が持っていたトランプを出したのだ。
瑪瑙がごそごそと黒いリュックをあさくる姿を見たとき九津は言った。
「鵜崎ちゃん。相変わらずそのバッグには色んな物が入ってるね。是非ぜひ、一度は中身を拝見させてもらいたいもんだよ」
すると瑪瑙はウインクをひとつ。ひと指し指を伸ばし口元へ持ってきた。
「ふふふのふ。乙女の秘密なのですよ、九津さん」
「そうだよ。お兄ちゃんのえっち」
界理も加わり茶化された。九津は残念そうに笑ってまだ持っていた荷物を机の上に置いた。
なんだろうかと考えたが、他人の家の物だ。あまりじろじろと見るわけにもいかない。
ただ、受け取りのさいに少しだけ伝票部分の書き込みを見ていた。書かれていたのはドイツ語のはずだ。読みづらいため、配送に手間取ったことも聞いていた。
あれは何て読んだかな。確か、
「カードは古来より占いに使われており、呪術とはきっても切れぬ縁で結ばれているのです。当然ご存じかも知れませんが、トランプもまた然りなのです。もともとタロットを起源としており、いわば立派な呪具の一つなのですよ」
九津が考えていると瑪瑙の口上が始まっていた。何故トランプを持っていたかを界理に話しているらしい。
瑪瑙の「らしい」理由に苦笑し、荷物のことはあとにすることにした。むしろ包女たちが帰ってきてからの方が都合がいい。
「なので私も常に持ち歩くことにより、私の呪気に馴染ませているのです。決して遊ぶことだけが目的なのではないのです」
瑪瑙の長い長い建前のような前説も終わったようだ。九津も側により、なにやろうかと遊び始めた。
ババ抜き、三戦目。
「しかし本当に…包女お姉さんたちは大丈夫なのでしょうか」
瑪瑙がときどき口にした。あいにくと九津も界理も答えを持たないため、曖昧になってしまう。
界理の手札を探る瑪瑙の手は、本当は何を迷っているかという本心を示していた。それでもやはり気を紛らす為か、気を使わせないためか、瑪瑙は界理の手札を一枚とった。
次は界理の番。
「ん…そうだね」
九津の手札を選ぶ。表情と手札を読みながら一枚を手に取り、考えていた言葉を口にする。
「包女さんが言った通りなら、大丈夫だとは思うんだよね」
と。界理は心配するのではなく、「どうなるのか」の可能性を考えていたのだ。そしてようやくまとまりつつあった。
九津も瑪瑙の手札を探りながら耳をかたむけている。
「界理ちゃんの考えを聞かせてほしいのです」
続きを促す瑪瑙。
「んー、いいよ。けど、あくまで私の推測の話だよ。楽観的に構えないのが前提ね。まず包女さんのお父さん、電話に出れたでしょ?」
問いかけて間をとる界理。瑪瑙が頷き、九津が瑪瑙の手札を一枚とった。今度は瑪瑙の番だ。
聞きながら探る。今度は迷いが薄まっているようだった。
「包女さんも言ってたけど〃交渉〃って言葉を使うくらいだから、取引のために話し合いをすると思うんだ」
とった札と界理の言葉に瑪瑙は頷く。
「なるほど、確かに普通はそうなるのです」
界理が九津の手札を選びながら続ける。
「取引のために五都と呼ばれる魔術師同士が、何かしらの規則のもとで〃やらなければならない条件〃みたいなのがあるんだと思うんだ。だから電話にも出れた。と、言うことはそこからある程度の自由がきくんじゃないかなってことがわかって…あっ!ゴメン、瑪瑙ちゃん。これで私、上がりだ」
話しの途中で自分の勝利が確定した界理は、最後の手札を場に捨てて謝った。不意をついたようで、どことなく罪悪感にかられたからだ。
そんなことは気にしない瑪瑙は手を叩いて褒め称えた。
「むむむ!三連勝なのですね、界理ちゃん。すごいのです」
素直に称賛する瑪瑙に界理は照れたようだ。そんな二人を見ながら九津が補足するように口を開いた。
「俺も月師匠から少しだけ聞いたことがあるけど、魔術師同士は規則や協定なんかの約束ごとを大切にしてるらしいからね。それをわざわざ破るような真似はないと思うよ」
瑪瑙との一騎討ちの中、そう言った。瑪瑙も納得がいったようだ。それに、と付け足す。
「今の筒音の移動速度や鷲都さんの魔気感知能力があれば、時間を稼げるなら間に合うだろうし」
あの間堕したという半妖の筒音は、最近この人間の世の理を笑い飛ばすかのような変化を出来るようになったのだ。
今回の移動の手段として変化した大狐の姿などがまさにそうだ。あんなもの、知らない誰かが見たらそれこそ大騒ぎになってしまうほどのものだった。
同じことを想像したらしく、二人も九津に同意するように応えてくれた。
「しかし、精霊魔術の束都か……どんな人たちだったんだろうな」
九津はトランプを見ずに口走った。その顔には好奇心と遠慮が入り交じっているようだった。
九津の手がとまったことで、ふとその表情に気づいた瑪瑙の顔にもある好奇心が芽生えていた。
なんとなく聞きそびれていたが、尋ねてみたいことがあったのだ。
「ところで今さらなのですが」
瑪瑙はトランプを伏せたまま置いた。九津もそれに倣うように置き、界理も聞いている。
「包女お姉さんの使う付加魔術と精霊魔術といった魔術はどのように違うものなのですか?だいいち一般的には付加ではなく〃付与〃と呼ぶのではないのですか?」
瑪瑙は言った。
九津は心の中で確かに今さらだね、と思った。口にしなかったのは、説明していなかった事実があり、後回しにするにつれ忘れていたという真実があったからだ。
思い返してみれば最初から「魔術」だの「妖術」だのを受け入れ、のちに「妖怪」や「天使」、はたまた「超能力者」を素直に受け入れてくれた「呪術師」の寛容な心構えに甘えていたのだろう。
悪いことをしたな、あれだけ「知ること」を大切にしている子に。知ろうすとることの大切さを知っていたはずなのに。
「ああ、それはさ」
少しの後悔を胸に秘め、ならば誠心誠意応えようと思った。
些細なことはともかく、魔力を使うのが魔法であり、、魔導であり、魔術なのだ。呼び方、呼ばれ方の違いは多少なりあれど、根底は変わらない。そして魔術師たちにとってそれこそが「血」と「誇り」であり、もっとも尊ぶべき絆だということを。
では。
だとしたら、だ。何故魔術が付加を始めとして精霊、属性、召喚、空間が『五大魔術』と区別されるまでになったのか。その理由が、瑪瑙は知りたいと言う。時間を潰すにもちょうどいい話題だろう。
九津は置いたトランプの札をなぞりながら、どう話そうかと考えた。
「まずね、付与もね、間違いではないんだ。けどさ、付け与える…わけじゃないよね。自分にも使えるわけだから。付け加える…というのが正しいって言うのが魔術師たちの言い分なんじゃないか。そこら辺は俺も詳しくなくて、ごめんね」
「いえ。重要と言うわけではなく、私の情報源にはそう書かれていて気になっただけなので。むしろあまり気にしないでほしいのです」
由来までは知らなかったので始めに断っておく。と言うか、これは九津自身疑問に思ったことなどなかったことが原因だ。
周囲が当たり前のように「付加」魔術と呼んでいたことでそれを受け入れていた。これは自分の知識に対する怠慢さだなと反省した。
「ありがとう。で、付加と精霊、あと他の魔術との違いか…」
魔術の説明するにあたり、どこから話せば良いのだろうか。九津は自身の師である島木 月帝女の教えを手繰り寄せる。
月帝女は、自他共に認める才能と実力の持ち主であり、一部では「魔女」などと恐れられている存在の女性だ。九津だっていまだに頭が上がる日など来ないだろうと自負している。
そんな月帝女は人に物事を教えるのが苦手だった。天才が天才たる所以の如く、月帝女は感覚で全てを行うことが出来たからだ。
だからこそ、月帝女が九津の師となりえたとき、様々な壁があったうちのひとつが教えることそのものだったらしい。どうすれば伝わるのか、伝えられるのか、だ。
答えは、ある人の言葉を借りるなら「簡単で、単純で、純粋なこと」だった。
ひとつひとつを答えていけばいい。わかるまで伝えればいい。それだけだった。
それが「教える」ことだから。まるで瑪瑙の師になったつもりで答えよう。
「まず魔術と言うものは魔力を使うものだよね」
「そうなのですよね。呪術が呪力を、仙術が活力を使うように…なのでしたね。これがすべての根本なのです」
根本、根底、根元。そこから始まる力と術の関係性。流石、自身も呪術を操る呪術師。瑪瑙は基本は理解していた。
「ん、だね。あと妖力で妖術を使える。
「おお!筒音さんの得意分野ですね」
ひとつひとつの反応をみて話す。
「違いを説明する上で、重要なのがもう一つ。術式や元力がもつ特性だね」
「特性…なのですか」
普通は考えないだろう。不思議な力と術に「特性」があるなどとは。これは嗅覚、視覚、触覚、聴覚、味覚のいずれかからか魔・呪・妖を区別し、さらには自身で使えるようにならないとわからない考えだ。
瑪瑙はその部分、力の区別を嗅覚を通し理解している。だから省くことが出来るためそのまま続ける。
「ん。例えば鵜崎ちゃんが使う呪術と筒音が使う妖術。これは根本にある特性が同じなんだよね」
「妖術と呪術が同じ…なのですか?そういえば以前に相性がと聞いていたような…」
繰り返す瑪瑙に対して頷き返す。瑪瑙はそのまま考え始めた。
おそらくこの呪術師の少女は自力で呪術の境地にたどり着いたように、少しの情報から「発想」し、「連想」して答えを探しているのだろう。
九津はその手伝いをするだけだ。これまで瑪瑙に語る知識は、あくまで瑪瑙にとって助言のようなものだと心得ながら。
「ん。この二つの術式は実はね、〃超越変化〃という同じ特性を持っているんだ」
「おお。超越変化、どことなくかっこいい響きなのです」
「筒音の妖術をよく見ていたらわかると思うんだけど、自分の体の一部分や動物や鉱物なんかを変化させたりしてるよね」
これまでの経験を踏まえて話す。特に筒音と実戦とも呼べる実力勝負をしてきた瑪瑙だ。すぐに頷いた。
「はいなのです。筒音さんはよく体の一部を炎に変えて…式神くんを燃やしてしまうのです」
わざとらしくしなだれる。あはは、と九津と界理は笑った。
「呪術も同じだよ。札を疑似生命体に変化さたり、掛け言葉で意味を変化させたり、形から入ることで本物のように見せたりしてたでしょ」
今度は瑪瑙自身の術の使い方を、第三者の目線から話す 。
瑪瑙はほほぉ、大袈裟に首を振った。
「なるほど、なるほど。言われてみれば確かにそうなのです。ひとつひとつを丁寧に説明されると受け入れやすいのです」
これで特性自体の説明が終わった。では次に魔術の基本。魔術の特性だ。
「じゃあ魔力、しいてここで言えば魔術の特性とは何か、だね。それは〃無限活性〃だ」
「無限…活性なのですか」
おうむ返しに瑪瑙は呟いた。言葉の真意をとらえきれていないようだ。
「無限って聞くと、何かとてつもない気がするよね」
それを同調するように界理が微笑む。九津も気がつき、補足する。
「ん、まぁ、けど人間の方に限界があるかぎり、本当に無限にはならないんだけどね」
あの人以外は、と自身に魔術のなんたるかを教えてくれた月帝女の顔を思い浮かべる。
「でね、無限活性という特性の使い方が魔術なんだけど…」
ここからが本題だ。呪術や妖術が「超越変化」を使いこなす術であるならば、魔術や仙術は「無限活性」を使いこなす術である。
その分岐点。「付加」と「精霊」という魔術の違いとは何か上手く言葉に出来るだろうか。
「付加は動物性物質がもつ肉体力の強化や、現象から発生する属性の力を肉体に付け加える魔術ってところかな。そして精霊は、現象を始めとするこの世のあらゆる存在に魔力が宿ってひとつの生き物のようになった魔力そのものを使う魔術ってところだね」
ここでひとつ区切る。最後に、
「付加は肉体を直接補強することで、精霊は魔力体と繋がることで魔力を活性化させるってことだ。つまり五大魔術とは、魔力を目的別に強化した結果が五つあった…ってところかな」
九津はそう要約した。自身でも言っていて、間違いでは無いにしろ伝わるか心配だった。何しろ小難しい。
普段、使わないような、聞きなれないような言い回しも使ってしまっている。
どうだろう、と瑪瑙の反応を確かめると、
「ほほぉ!少し小難しい話のようですが…勉強になるのです」
やはり小難しいか、と反省する一方で、それでも言って良かったと思った。それは、
「瑪瑙ちゃん、図書館での勉強中より目がきらきらしてるよ」
と界理が困ったように一言添えるほどに喜んでいたからだ。とりあえず、九津は安堵した。少しでも期待に応えられたらしい、と。
「ではでは空間や召喚、属性と言うのはどのような強化法なのですか?」
安堵もつかの間。ずずいと好奇心にかられた瑪瑙が前のめりに尋ねる。九津も答える。
「そうだね…今の流れで簡単に言うと、空間は魔力そのものを強化して操るもので、属性は現象操作を強化するもの。で、ちょっと特殊になるけど召喚は手数の強化…ってところかな」
目を輝かせ説明を聞いていた瑪瑙。九津も満足気だ。しかし、まだ話を聞きたそうな瑪瑙を軽く制した。
「鵜崎ちゃん、ちょっとごめん」
「へ?どうかされたのですか」
瑪瑙は不思議そうに九津をみつめていた。
と、今度は九津が真面目な顔になって外を気にし始めるてい様子をいぶかしむ。
何かあったのですか。瑪瑙がそう声をかけるより先に九津は界理に声をかけた。
「やっぱり何人か居るよね」
界理も顎に手を当てて、考えているようだ。
二人の変化にますます瑪瑙は疑問が募る。しかし二人は「何か」を探っているようだ。下手に邪魔は出来ないと判断し、大人しく待った。
「ん。さっきから様子を伺っているなぁ、とは思ってたんだけどね」
二人のやり取りに驚く瑪瑙。キョロキョロと辺りを見渡すが、家の中に不審な点は見当たらない。となるとこれは屋外の話だ。
「外に誰か居るのですか?」
ようやく口を開いた。
返事は直ぐになく、九津は目を閉じて意識を集中し始めた。様子からみて、仙術を発動してるのだろう察する。瑪瑙はまた、界理と同じく静かに待った。
「三人…かな?ここ、鷲都さんの実家だけあって魔気が混じりやすくて気配を測りづらいんだよなぁ」
「部屋を間違えるくらいだもんね。私もよみづらいくって。通行人でも無さそうだしね」
「正直言うと、もっと敵意とか殺意とかを丸出しにしてくれたならわかるのにって思う」
なんと。言葉に出来ない衝撃が瑪瑙に走った。
言葉の後半はともかくとして九津の話から何者かが鷲都家の周囲にいるのがわかったからだ。
加えて、小学生の少女でさえもそれを把握していたという事実にだ。自分はいっさい気がつかなかったと言うのに。
殺意もなく、敵意すらない者が周囲にいる。ごく自然にそんなことをこの二人は気づくことが出来るというのか。そう思うとなぜか無意識に瑪瑙は口を真一文字にするしかなかった。
三者三様に沈黙する。打ち破るかのように九津はゆっくり立ち上がった。
「考えても仕方ないか。留守を番する者としての務めを果たそうではないか、ね」
「荷物に引き続き、来客か…いい予感しないんだけどなぁ」
「それを言うなって。界理が言うと的中する方が高いんだから」
軽い調子でやり取りをする二人に瑪瑙はなぜか置いていかれそうな焦燥感にせままれた。
「九津さんっ、行くのでしたら私も行くのです」
「えっ」
瑪瑙は慌てたように声をかけ、続くように立った。九津はどうしようかと迷う素振りを見せながらも止めなかった。廊下に出て玄関に向かいながら、
「じゃぁ、ちょっと行ってくる。一応、大丈夫だとは思うけど、気を付けて」
と、界理に言った。
「では、では行ってくるのですよ、界理ちゃん」
「ん、任せて。仕掛けられたなら、し返すのみがモットーなんだから。でもね、瑪瑙ちゃん。危なくなったらお兄ちゃんを盾にしてね」
界理は、九津のあとに続く瑪瑙を心配そうに見送った。
九津たちが玄関を出る頃、空は太陽を失い、残光が強い赤色をしていた。
妖怪たちが好む黄昏色でもなく、天使の望む静寂の夜色でもない、僅かな時間だけの色。
それは悪魔や魔術師たちの誇る魔力と同じ色だった。
ようやく、説明的なものを書けた気がします。こういう回を増やしたい。
(*´-`)