終了後と馬鹿ばかり
あらすじ 市場で宴会だ。君たち貴族だろう!ルンペンみたいにしているんじゃない!
ルンペンと貴族の共通点は働かなくてもいいなどといったものがいるが、どちらも働き方が平民からすれば異質であるために働いていないように見えるだけである。
って、意味もない前文をつなげてみたところで本筋とは関係がない。
狼系獣人の氷売りの氷白玉(氷水に白玉団子を浮かべて蜜をかけたもの)を食べて補佐見習と傷跡娘が発する熱気から一息つけた私達一行は市場を酔い覚ましもかねてぶらつくことにする。
とは言っても道行く露天からこれを食べてけとか味を見てくれと言う依頼が多くて苦笑する。
少し食休みとか腹ごなしの運動が必要かな?
「そうだ!娼館へ行こう!!」
それは良い考えだ王城管理官!だてに彼女いない暦が年齢と一緒ではない!
「それは関係ないと思うぞ。」
賛意多数で向かうのだが問題は・・・・・・・
「さすがに連れて行くわけ行かないよなぁ・・・・・」
「だよなぁ・・・・・」
「性愛神殿に住まわせていたときだって怒られた物なぁ」
「そりゃそうだ!」「当たり前だ!!」「王室顧問どうかしているぞ!」
娼館通いをしようとする連中に言われたくないなぁ・・・・・・
私は今回止めておいた方がよいかな?
「君たちだけで楽しんで行きたまえ。私はこの子達がいるからなぁ・・・・・」
「悪いな王室顧問。私達だけでイングリモングリしておくよ。孤児弟に補佐見習、お前らも行くか?」
「え、えっと・・・・・・・・・・・・・興味はあるけど・・・・・・・・」
「むぅ・・・・・・・・」
「息子、さすがにかわいい彼女の前で娼館に行くなんていわないわよね・・・・・・・・」
「お誘いは有難いのですが、こいつが嫌がるんで勘弁してください。」
「・・・・・・・・・よし(なでなで」
「こ、こら、なでるなよ恥ずかしいだろ!」
「見ているこっちが恥ずかしくなる!狼系の氷売りいるか?」
「なんだい?貴族の旦那方?」
「見ていて暑苦しいから冷たい氷白玉をおくれ。」
「あいよ! って、あっしをオチに使うのは勘弁してくださいよ!」
まぁ、そんな馬鹿なことを言いながら紳士諸氏は花街に消えていった・・・・・・・・・
私もいきたかったなぁ・・・・・・
そんな思いが零れ落ちたのか孤児娘達の視線は冷たい・・・・・・・・
「賢者様ならば私達で発散すればいいのに・・・・・・・」
それは聞かなかったことにして、孤児院に持っていくお土産でも用意しようか・・・・・・・
お菓子に服に食べ物に・・・・・・・玩具やなんかもいいかな・・・・・・・・
少々買いすぎた気もしないでもないがそれはそれで・・・・・・・・・
孤児娘達も自分で欲しがっていたリボンやら服やらが買えて満悦である。
帰ろうかね・・・・・・・・・孤児院に。
小売商婦人親子と別れて、我等主従も孤児院に向かうのである。
久方ぶりの孤児院、孤児娘達が帰ってくると院長やら孤児達やらわらわらと出てくる。
その後で女衆も顔を見せて出迎えてくれる。
土産の品々を見ると子供達は歓声を上げながら群がるし、女衆はそれを見て微笑ましそうにする。
孤児娘達は示し合わせていたのか幾許かの銀貨を院長に渡し孤児院運営の足しにしてくれと言ったものだから院長の目にもきらりと光るものが見える。
夕餉の時間となったのだが、我々は食べ続けていたからあまり腹が減ってはいない。
それでも一緒に席に着き、お互いに何があっただのこれがあっただの言い合って夜も更けていく・・・・・・・・
その夜、私は孤児娘達を集めて今後の進路を聞いてみることにする。
「うーん、このまま官僚様の手伝いでもいいかな?」
「もう少し勤務時間短いほうがうれしいけど・・・・・・・」
「賢者様の夜のお供じゃ・・・・・・・痛い!!」
「ご主人様に不埒なことを働くものは許しません!!」
「こういう不埒なことならば大歓迎なんだけど。」
「ご主人様!!」
「まぁ、孤児娘達は今まで通りでいいのかな?」
「「「はいっ!」」」
「条件についてはこっちで調整するから何かあったら言って頂戴。まぁ、二三日は羽を伸ばせばいいだろう。暫く私も王宮によらないで孤児院で子供達の相手をしているしな・・・・・・・・」
「そういえば寮母様に挨拶しなくてよろしいので?」
「忘れていたなぁ・・・・・明日にでも皆で行って見るか。多分返してもらえないかもな(苦笑」
「孤児姉弟は今後どうする?爵位をもらったから貴人聖域法から外れるが。」
「私はご主人様についていきます。止まり木がどうのとか言うのは無しで、私が仕えたいからご主人様の元にいるのですし・・・・・・ 」
「おいらは暫く旦那とともに色々見てみたい。王宮勤めも悪くないのだろうが、まだおいらは小さいからな・・・・・・・・・」
「お前らがそういうのならば仕方がないな。王宮勤めほどの給金は出せないが付き合ってもらうぞ。」
「「はい。」」
さてと、今夜は遅いし疲れたろうから寝るとするかね?
って、部屋がない?
「すいません、皆出て行ったからそのまま自活するかと思って部屋他の者に明け渡してしまいました。」
あらら、客間が一つあるからそこに夜具を用意しても皆で雑魚寝かな・・・・・・・・
「賢者様よろしいので?」
「かまわんよ、一夜くらいそういうのも悪くなかろう。」
孤児姉に娘達・・・・・・・・・近いんだが・・・・・・・
「父親のぬくもりってどんなだか興味があるから・・・・・・・・いいでしょ賢者様?」
「押さえが利かなくても知らないぞ。」
「そのときは私に・・・・・・・」
「馬鹿なことを言っているんじゃないの!」
孤児姉の頭を軽くはたく。
孤児姉は膨れている・・・・・・・・・可愛い者だ。
むくれている孤児姉をなでながら寄り添ってくる娘達とともに静かに眠りの園につくのであった。
「おいらは空気か?」
孤児弟は一人外れたところで疎外感を感じながら不貞寝するのだが、そこにあふれた孤児娘達が寄り添ってくれたのだが起きるまで気がつくことはなかったのである。




