市場と王兄殿下
あらすじ 民部官が小間物屋を引き抜いた。 王妹殿下を始末できない法務官は涙目。
今私は市場にいる。
あの時民部官が小間物屋を保護したのはよいが、元街娼のご婦人を保護し忘れているから彼女が仕返しの対象にならないかと気になっているからである。
まぁ、あれだけ派手に逃げていれば大抵の者ならば恥ずかしくて来れない筈だが世の中には恥知らずという人種がいる。あの糞貴族がそれでない事を祈りたい。
「あら、全裸賢者様。」
「元気にやっているかい?」
「皆様方のご好意でなんとややっていけてます。」
「それは良かった、あのときの騒ぎからイラン事に巻き込まれていないか心配でねぇ・・・・・・」
「それは賢者様の心配なさることではないでしょう。」
「いやいや、流石に何かあってからでは寝覚めが悪いからね。私の自己満足のために無事でいてくれよ。」
「大丈夫ですわ、私と息子の一人位何とか逃げるのは出来ますから。」
「それなら良いけど、そっちにいるのは息子か?」
「はい、息子や全裸賢者様にご挨拶なさい。」
「椎の実の賢者様母がお世話になりました。」
ぐはっ!!ダメージがでかい!!こんな子供に言われるなんて・・・・・・・・・・・・
「ご主人様。ご主人様のは千年樹ですから・・・・・・・・・・・・ 」
「だんな、だんな!子供の言った事子供の言った事・・・・・・・・・・・・ 気にしたら負けだ!椎の実の意味もわかっていないはずだから!」
「この子ったら・・・・・・・・・・ 賢者様に謝りなさい。」
「ごめんなさい 粗チ●の賢者様。」
どうも、母親と親しくしているのを見て嘗ての客と重ね合わせているのかもしれない・・・・・・・・・・・・
そう考えると仕方ないなとも思える・・・・・・・・・・ でも、椎の実とか粗◎ンとかは許さん!!
「少年、力が欲しいか?」
「欲しい!せめて母ちゃんを守れるくらいに!」
「いい目だ! 今度から孤児院に来い! 知識という力を教えてやろう!」
「知識だと誰も殴れないよ?」
「殴るだけなら一度に一人だろ。知識はうまく使えば一度に千人を殴り飛ばすことが出来るぞ。」
「本当?」
「では、お前の母親が帰ってきたときのことを思い出してみるとよい。どれだけの者が殴られていたかな?」
「判るような判らないような・・・・・・・・・・・・?」
「まぁ、来るがよい。殴り方ではなくて身の立てることも教えてやろう。」
「行くから絶対!守れる力を頂戴ね!!」
「少年のがんばり次第だがな!」
生徒獲得成功! ■チンと言った恨みしっかりと果たしてやる。
促成コース決定かな(邪笑
「だんな、大人気ないよ。」
おっと、反省反省・・・・・・・・・
「賢者様、私のみならず息子にまで情けを・・・・・・・・・・・・ このお礼はなんと言ったらよいか?」
「礼はいらないよ。小額とはいえ授業料はもらうし、これは私の道楽だからね。」
「それでもありがとうございます。」
仕込み甲斐のある活きの良いのが手に入ったな。
どう仕込もうか・・・・・・・・・・・・・
等と馬鹿なやり取りをしながら日々をすごす。
市場で私が来れば小商いの者達がこれを持ってけとかあれを食べて見てくれとか色々やってくる。
別に私はお前らの守護者ではないのだが
「いえいえ、全裸賢者様は博識でありますから、その見識の一欠けらで結構いい商売をさせて貰ってます。」
嗚呼、先日の酔っ払い連中といた件か・・・・・・・・・・・・・
「ご主人様何をなさったのですか?」
「市場で店を占拠して、酒盛りをして色々な店の商品を好き勝手に批評して喧嘩しただけだよ・・・・・・・・・」
「話だけ聞いてると酷い駄目人間みたいな気がしますが・・・・・・・・・・・・・」
「お嬢ちゃん、それは違うよ。酒盛りしていたのは事実だし好き勝手言ったのは否定しない。但し舌に関してはあの一党は嘘ついてないからねぇ・・・・・・ その評価だけで売り上げ倍増だったよ。そう言えば旦那、あの連中は何時来るんですかい?」
「あの連中ならば次の日登城したら仕事サボって酒盛りしていたのがばれて今頃仕事の山に埋もれているよ・・・・・・・・・・・あの時の小間物屋ともども・・・・・・・・・」
「うわぁ、お気の毒様!」
「そりゃぁ、私に仕事をさせようとする輩には当然の報いだ・・・・・・・・・・・・・小間物屋には悪い事したかもしれんが・・・・・・・・・・・・」
「しばらくは来れないのですね・・・・・・・・・・・・・期待していたのに・・・・・・・・・」
「悪いな・・・・・・」
日々は平穏である。
孤児院に王兄殿下が簀巻きで来て、下に転がしておいたら
「下から眺める幼女と言うのも乙であるな白い下着が見え隠れしているし・・・・・・・・・・・はぁはぁ・・・・・・・」
等と変態発言をかます程度なのだから。
私が手を下すまでもなく女衆が蹴りを加えていた・・・・・・・・・・・
一緒になって子供たちも蹴りいれている。
「幼女たんに蹴りいれられるなんて新しい扉を開きそうだな。なんていうか色々見えるのもうれしいし・・・・・・」
「黙れ変態!女性の敵!!」
一応、王族だぞ。
「いえ、子供達に手を出そうとする変態は例え神であろうとぶん殴ります!!」
勇ましい事で・・・・・・・・・・・・
これはすぐに引き取りに来てくれた・・・・・・・・・・・
引き取りに来た、某侯爵が自分の娘が狙われているからかすごく不本意そうな顔をしていたが孤児院での暴挙を聞くにつれ王兄殿下を心底嫌らしい物を見る目で見下している。
「どうして王族は癖の強いのばかりなんだろうかねぇ・・・・・」
「わしに聞かないでくれ!」
その次の日も王兄殿下が簀巻きで届けられている・・・・・・・・・・・
その日は見つけたのが私兵団だったので、そのまま猿轡に目隠しをして王都の外に捨てに行った。
自然か彼を抱きとめて帰してくれるだろう・・・・・・・・・・・・・
「死ぬかと思ったじゃないか!!」
「王兄殿下お早いお帰りで・・・・・・・・・・・・」
「旨い事縄抜け出来なかったら今頃獣の腹の中だったぞ!!」
「それは獣にとって幸いな事でございましたねぇ・・・・・・・おなか壊す事なくて!!」
「そっちか!」
さすが兄妹芸風が似ているな。
「似ている言うな!!あんな(差別表現により削除)と!」
「おら思うに似たり寄ったりだとおもんだべがなぁ・・・・・」
「んだ、んだ。」
「まったくだ・・・・・・・・・・」
その日はお帰りいただいたが、また来そうだ。
対策を立てないと・・・・・・・・・・・・・・
「子供の下着をおいといて落とし穴とか・・・・・・・・・・」
「ここはトラバサミだべ」
「べとごんボールと言うのも使ってみたいなぁ・・・・・・・・・・」
獣用のわなばかりだ・・・・・・・・・・・・・
そんなわなに掛かるんだったらわなを仕掛けた奴に金貨進呈してやるよ!!
三日後、かかってましたよ。
落とし穴のそこで幼児用下着を握り締めている王兄殿下が・・・・・・・・・・・・・
「これはおれんだ! 誰がなんと言おうと渡さんぞ!!ようじょのぱんちゅようじょのぱんちゅ・・・・・・・・・・・・・・・」
「殿下まことに申し上げにくいのですが、それはいていたのは男の子だったんですよ・・・・・・・・・・・・・」
「ぐはっ!」
王兄殿下は血をはいて崩れ落ちた・・・・・・・・・・・・
「金貨はもらった!!」
よかったね、奴隷公の軍団副長・・・・・・・・・・・
「まいどあり!!」
そこで軍団副長へと向けられるオゴレコール!
すぐに消えるなその金貨・・・・・・・
崩れ落ちている王兄殿下、流石に哀れになってきたので女性の下着を落としてやる。
うっほうっほ喜んでいる王兄殿下、そこで私は真実を教えるのであった。
「その下着は幼児用に見えるが実は裏の婆様(67歳)の下着だよ。」
「ぐはっ!!」
「(元)法務官様、それはあまりに無体でありましょう・・・・・・・・・・・・(汗」
酷い事したかな?
死体となった王兄殿下を放置して私は市場へと遊びに行くのであった。




