私塾と王妹殿下
あらすじ 餓鬼をいじめるのって楽しいよね。生意気な餓鬼をつぶすのは面白いよね。
多少の残虐な表現と変態さんが出ますから耐性のない方は回れ右して毛皮を着たビーナスでも読むのが良いよ。 小学生向けの楽しい小説だ!!
糞餓鬼は師弟の交わりを捨てるといっていたが、最後の授業くらいはしてあげるのは捨てられる師匠としては餞別代りに教えを授けるのは当然だよな(邪笑
ついでだからこんな根性なしの餓鬼を育てた親にも教育してあげよう・・・・・・・・・・・ 王宮伯だから私の代理くらいできるだろうし!!
その後、王宮伯家に響き渡る悲鳴は近隣の恐怖を煽ったとか煽らないとか・・・・・・・・知った事ではない。
高々、私の幼少時代の教育を繰り返しただけなのに三日で潰れるなんてなっていないなぁ・・・・・
親のほうも私のつい最近までの仕事量に必要な知識とか詰め込んだだけなのに涙ながらに許してくださいと泣いているのはどうしてなんだろう?
「だんな、宰相閣下が過労で潰れるほどの仕事を一人でこなした人間と一緒にしたいけないよ。」
「折角法務官というか次期宰相候補として推薦してあげようとしたのだが、親子ともども根性がないねぇ・・・・・・・・」
「貴族ってこんなにやわなんかい?」
「孤児弟よ、この程度でつぶれるようなものは貴族の名に値しないねぇ・・・・・ 鍛えてあげないと彼らが可愛そうだ。」
「だんな、鬱憤晴らししてないかい?」
「いやぁ、教育だよ教育。未だ軍事訓練まで課していないから楽なはずだよ。」
「軍事訓練って?」
「指揮官たるもの冷静に物事を処する必要があるから四六始終命を狙われ続けるんだ。対毒、対人、対謀略等の防御訓練を行うんだ。面倒くさくなって教官を直に殴りこみにいったのは懐かしい思いでだなぁ・・・・・」
「その教官はどうなったの?」
「未だ生きているはずだよ、背後にうちと敵対した貴族が居たからそいつは丁寧に足の骨を折っておいたけど・・・・・・・・・・・」
「丁寧にって?」
「指の骨から太股の骨までヒビ入れておいてから回復呪文をかけて貰って、また折るという繰り返しだよ。後遺症を残さないように折り続けたりするのは大変だったよ。」
「聞きたくないけどその貴族はどうなんたんだい?だんな」
「あの時は私も未熟だったから、半日ももたずに壊れちゃったよ。復習を防ぐ意味でその子息とかを同じ目に合わせようとしたら親父に怒られてねぇ・・・・・・ 折角追い落とそうとしているいきの良いのが居るんだ、そいつに仕事押し付けてわれわれは隠居生活するんだから壊すんじゃないって・・・・・・・・・・・ 子息のほうは一緒に勉強をして勝てなかったら父上と同じ目にあわせるといったら泣きながら亡命していったよ・・・・・・・・・・・・・今頃何をしているのかなぁ?」
「だんな、この親子をどうするんだい?」
「そりゃ、推薦状を送りつけたから二人で私と同じ程度の能力を持ってもらわないと・・・・・・・・・・・王国のためにならないだろう(邪笑」
「そういえばだんな、前も同じような事をしてなかったっけ?」
「後進を育てるのも大事な役割だよ。やる気のあるものを引き立てて、早く隠居生活を送りたいからね。それを邪魔するのは敵だよ。今まで育ててきた中で一番の逸材は孤児弟君だよ。まぁ君にやる気はないだろうから無理強いはしないけど・・・・・・・・・・・」
「ドンだけ人が居ないんだ王国は・・・・・・・・・・・・・」
「だからこそ、守護辺境伯が先日軍事行動を起こして仕事を押し付けるなと国王陛下相手に怒っていたではないか!」
「それは身内の厄介ごとを処理させるには身内でさせたほうがという考えでは?」
「こんな、清廉潔白な私を捕まえて厄介ごととは孤児弟よ私の従者の割には言うねぇ・・・・」
そんな会話を聞いていた糞貴族の親子は先日の反乱未遂を思い出して顔を青くする。
酷いなぁ・・・・・・私はそんな非道なものじゃないのに・・・・・・・・・・・
「宰相にしたくない貴族ランキングでナンバーワンを取っただんなの科白じゃないな。」
「丁寧に投票してくれたのがこの王宮伯家だったりするけどな。」
「だんなそれじゃ意趣返しでは?」
「まさか、宰相にしたくないのならば自分で宰相になってもらわないと・・・・・・・・・・ 折角その能力がつくように教育しているのに・・・・・・・・・・・・」
「ねーちゃんが居なくて幸いだったよ。だんなが教育しているのにその御心も判らないなんてと一寸刻みでシチューの具にしかねないから・・・・・・・・・・・・・」
「こいつらのシチューなんて食いたくないぞ。最近孤児姉も強くなってきたからなぁ・・・・・・・」
「まぁ、雑談はこのくらいにして仕込まないとねぇ・・・・・ 推薦状も送った事だし・・・・・・・・・」
その後この王宮伯家から悲鳴が上がったが近隣の処家は見てみぬ振りをしていたそうな・・・・・・・・・
私兵達に折角だから近隣の子息にも教育を施してあげようとか言って招待しておいでといったのだが、そこまでひどいことは出来ませんとか言われた・・・・・・・・・・・・・・
仕方ないので近隣の処家にお騒がせして申し訳ないと謝罪に言ったら、当主が出てこないで家令とかが応対してくる始末。令息とかがいれば一緒に教育しましょうかといたら金貨を渡してそれには及びませんといってくる始末。金は要りませんからといったら、本気で勘弁してくださいといわれた。
仕方ないのでこの糞親子の教育を進めるとしよう。取敢えずは貴族の力関係を黒歴史込みで教えるとしておくかな・・・・・・・・・・・・
「すいませんすいませんすいません・・・・・・・・・・(元)法務官様その情報を知ったら消されそうなんで勘弁してください教えたなんて他に漏らさないでください・・・・・・・・・・・・師弟であったという事すらなかったことにするためならばどんなことでも聞きますから・・・・・・・・・・・」
「では、私の後釜に・・・・・・・・・・・・・」
「それじゃ、私ら親子に消されろと言う様な・・・・・・・・・・」
「消されないように大事な情報として教えているんじゃないの。」
「勘弁してください金ならば全財産差し上げますので・・・・・・・・・・・・・爵位も返上いたします。何ならこの国から脱出してどこかの田舎で隠れ住みますので・・・・・・・・・・・・ 勘弁してください。」
駄目だ、壊れてしまったか・・・・・・・・・
使い物にならないから仕方ない、推薦状の辞退は自分でしろといって孤児院に帰る。
ちっ!使えない貴族だ・・・・・・・・・・・・・ 上を目指すならばそれ相応の力をつけやがれってんだ!
「だんな、やさくれてないかい?」
「うむ、これならば孤児や町方の子供達に色々教えていたほうがよかったと思っているよ。私のもっている知識だと役に立たないのが残念だけど。」
「だんな今日はこれからどうするんだい?」
「街でもぶらぶらするかねぇ・・・・ 姉のほうも誘ってやって三人で市場でも冷やかすか。何ならばここにいる私兵も含めて男だけで色々楽しむというのもありだがな。」
「ねーちゃんを誘って上げなよ。最近構ってもらえなくてお冠だから・・・・・・・・・・」
「可愛い娘の機嫌をとってやるのも師父の勤めか(苦笑」
「(元)法務官様、意外と親馬鹿なんですねぇ・・・・・」
「眷族のものを大事にするのも貴族の嗜みだろう。私兵君、公爵閣下がどれだけ君たちに心を砕いているかわからんでもないだろう。」
「違いないですな、うちの親分連中もお人よしですから・・・・・・・・・ あれは血筋なんですかねぇ・・・・・」
「それは否定できないね。」
そんな馬鹿話をしながら孤児姉でも誘って日頃の労をねぎらってやろうと孤児院に戻ると簀巻きにされた眼鏡の淑女がいる・・・・・・・・・・
王妹殿下だなぁ・・・・・ どう見ても、あの時の話し合いの条件には王族の首といったが生で持ってくるのは勘弁して欲しいものだ・・・・・・・・ 子供の教育に悪い・・・・・・・・・
女衆が不憫に思ってか縄を解こうとするが、これを解き放つなんて生肉の塊の群れの中に狼を解き放つようなものだしなぁ・・・・・・・・・・・ 男色文学愛好だけじゃなく少年趣味だし、危険だ!
女衆には身分は高いが痴女だから縄解いたら子供達の貞操が危ないからと衛士隊か近衛隊呼んで回収して貰ってと言って私は見なかったことにして孤児姉を誘い市場に向かうのだった。
いきなり簀巻きにされて孤児院に放り込まれるなんて、王妹殿下人望ないなぁ・・・・・・・
実行犯は王妹殿下被害者の会か?
絶対王妹殿下被害者の会だな(断定
私の要求にかこつけて王妹殿下の駆除をするなんて宰相閣下の差し金だな!
それはいいけど生で持ってくるな生で!!
子供たちが見たらどうする!!
「んぐぐぐぐきぐぐるぎぐり・・・・・・・・・・・・(私が何で見せられないものなのよ)」
そりゃぁねぇ・・・・
「んだ、んだ、おらとこの印刷所の若い衆は今だ女性不振に陥っているだ。」
「分家筋の若当主は婚約者にガンバと言われてへこんでいるだよ。」
「そういえば付き合いのある伯爵家当主が小姓と出来ているといううわさが流れて小姓の親に怒鳴り込まれて大変だったのを見たことあるな。」
「一度見せてもらった事があるがあんな本を作る人物は子供にあわせないほうがよいな、教育に悪い。」
「陛下はいい人なんだけど如何して一族様は変態ばかりなんだろうなぁ・・・・・・」
いや、陛下も陛下で服飾センスが悪いという欠点が・・・・・・・・許容範囲だが。
しかし私兵達にもこんな評価だなんて大丈夫なのか現王家!!
私兵達に王宮まで届けてもらおうとしたのだが、皆触るのを嫌がっている様子。
無理もない、どんなとばっちりがくるか・・・・・・・・・・・予想の斜め下を行くお方だからなぁ・・・・・
縄を解いて恩に着られて近従に取り立てられて出世と思わせといて実は・・・・・・・・・なんて悲劇は味わいたくないよな。
近衛隊が来るまで害するものがないようにするのが一番だろうな。
「もががもががががが・・・・・・・・・・(縄解きなさいよ!)」
といたらうちの可愛い子達に襲い掛かるでしょうが!
窓辺からよだれたらして眺めて西域交易都市伯令息に心的外傷与えた人物に隙を見せるなんて危険なことは出来ません!!
私兵と女衆に後のことを頼んで、孤児姉弟と市場に行くのである。
実のところ私も係わり合いになりたくないのである。
登場人物の名前がないのは仕方ないね。