馬族戦士と黒髪孤児
場面が変わって馬族の天幕の中です。主人格は馬族の戦士です。
王宮の執務室、この部屋の主である法務官なる役職の男にこの姉弟の無事を願われた。
我が主である騎馬公に頭を下げ自分の配下の者が恙無く過ごせるように慈悲を乞う。
主も彼ら姉弟を家族として受け入れると言い切る。
いくら孤児がだれのものでもない宝だといっても、原石のままでは意味がなかろう。
我は一時の事と思い、庇護下におきし姉弟が安らかなれという法務官の願いを叶えんと我らが王都での領地【室内天幕】へと誘う。
姉弟は興味津々でものめずらしげに我らが天幕を眺める。
天幕の管理者、我らが長老格である語り部は孤児姉弟を見て、主から家族として扱うよう言われた事に対して成るほどと言う。
何が成程なのか判らぬが、このような幼き姉弟を庇護にも置かず朽ち果てるに任せる事に関しては王都の者の無慈悲と見る目がないと申した主の言い分にも納得がいく。
語り部は姉弟に楽にするがよいと肉汁に羊酪(羊のバター)を溶かしたものを振る舞い、腹が減っているだろうと麦焦がしを与える。姉弟は感謝の意を示し、食える事に感謝をし食えない弟妹に詫びるかのように食べる。
我らが部族の礼から外れるが食べることに感謝をし食べる事の出来ない者に詫びる姿勢は好感に値する。
語り部が我に教えるに彼の師弟は法務官に拾われるまで、食うや食わずの生活を送り枯れ草の入った麺麭でさえご馳走であるという暮らしをしていたという・・・・・・・・・・・
いまだその暮らしをする弟妹に自分だけ美味を食する生活をする事を詫び、生きるために盗みをせざる得なかった自分を恥じ、今食える事を感謝する彼ら姉弟を見て王都のものに関する嫌悪感を強める。
こんな食うものをとることもままならぬ土地でよくも無事に生きてこれたものだ。
形を見るに痩せこけて常に飢えている事が見て取れる。周りの騎馬戦士たちも子供を飢えさせる現状に怒りを隠せない。
法務官なる男は自身がそれを知らなかった事に関して自らを恥、王都の官僚である事を恥、盗みをした姉弟を許し自らの保護下においている。盗みの被害者であった優れた戦士たる王宮護衛官、彼の強さは我等騎馬戦士たちの間にも伝わっているがそれに対して単身言葉で立ち向かい保護するがために己が身命を賭ける姿勢に敬意に値する。
姉弟が盗みに向かう理由も飢えたる弟妹のためで下のもののために己が身をかける行動は我等騎馬の民の子供達ですら行わぬものである。行いは幼く不器用であるが、我等が一族に迎え入れるに十分な資質を持っている。
【室内天幕】の女衆も痩せこけたる子供を見て、自らの子供の飢えたるを考え怒りの涙を隠さない。
女子衆と言う者は男に対しては無慈悲だが子供に対しては保護欲の塊となる。この天幕にはないが羊の群れなども子供なのだろうかなと思ってみるが聞かない事にする。多分聞いて予想通りの答えだった日には我は立ち直れない。聞かないで理想を夢に見る。男の処世術だ。
語り部は云う、黒髪の弟のほうに生きるすべを与えよと・・・・・・・・
この子は不器用で自らの庇護下の者の為に体を張ってしまうだろうからと・・・・・・・・・
長老たる語り部の願いを受け、まずは黒髪の子供の速さを見る。
飢えて体力がままならぬ身であっても、我ら戦士達の腕をかいくぐり逃げ回る。一人ならば十分逃げおおせて二人だと辛いか、生き残るには周りを見て世界を肌で感じてみろと教える。多対一の逃げ方をまず教える。小さい子供に戦いは宜しくない、戦いは戦士達の仕事である。年端も行かない子供が戦いの場に挑むなぞ、大人たちの怠慢である。
それでも黒髪の子供は一人守られるのではなく、自らを守り弟妹達を守るための術を教えて欲しいと乞うので短剣で相手の懐に入る隙をつけと教える。黒髪の子供は重たい武器で戦う体ではなく、我等の様に人馬一体で突進するではない。見てみて隙を突いて生きて逃げて最後に生き延びた事で勝つ術を教えるのが大事かなと思う。
臆病者と嘲る勿れ、弱きものは生きてこそ物事を成し遂げる。弱いからこそ弱い戦いがあるものだ。
黒髪の少年は悔しさに唇を噛み締めながら受け入れる。強ければ金があればとつぶやきながら・・・・・・・・・・・・・
なんて事だ、失う悲しさ辛さを知って愛さえ知らぬその身にて自らが愛を与えようとしているのではないか・・・・・・・・・・
自らの辛さを知って誰かに押し付けないで戦いの場に立とうとするその身は主が見出したる誇りに至る道を進む子供だと知る。
語り部は云う。王都には彼が保護したいと願う子供達がいる。彼らは原石のままであるが、そのまま捨て置くにはもったいない。王都が要らぬというのならば我等で貰い受けても問題はあるまいと・・・・・・・・・・・・・
主の思いを知る。善き子供は富だけではなく誇りを増やす幸いの道だという教えを・・・・・・・・・・・この子供は自らの生き方にて法務官に認めさせ保護を勝ち得たものである事を・・・・・・・・・・・
この子供が助力を欲したとき我は助力しよう!同情ではなく家族として。
同胞たる戦士たちに言う、この黒髪の子供は主の家族として我等が一族して値するものであると。
願わくばこの黒髪の少年が幸いなる道を歩まん事を・・・・・・・・・・・・
酒はよいねぇ・・・・・・ カツオのたたきを食べないで外でユッケ食べていたけど旨いねぇ・・・・・