十八話 保健室にて2
「な、何であんたがここにいるの!?」
「ち、違う!誤解だ!だからその拳を下ろしたまえ!」
椎名さん顔を真っ赤にして拳を握りしめている。わぉっ!怖っ!
「本当に違うって!雨先生が…」
ドスっ!
俺が話し終わる前におもっきり殴られた。
「ぐはっ!!」
「ばか!!」
「痛っ…待て!話しを聞いて!」
俺が椎名さんの方に向きなおった。
「こっち見んなばか!」
キン!
「はうっ!」
今度は男の大事なところを蹴られた。
やばっ…マジで痛い。これはしばらく立てなさそうだ。
「真桐 蒼!記憶を消しなさい!!!」
「だから誤解だって!」
俺が大事なところをおさえながら立つと再度男の大事なところを蹴られた。
キン!
「はぅっ!」
俺は蹴られたところをおさえながらうずくまった。痛い。親父に体は鍛えられてるはずだけど、さすがに男の急所は耐えられない。
俺がそうこうしているうちに椎名さんは服を着て、保健室を出て行った。
「真桐くん大丈夫か?」
「はぃ…なんとか…」
って先生!あんたのせいでしょ!!
「これからはズルで保健室のベッドを使わないことだな。」
「先生…これを狙ったんですか…」
俺はまだうずくまりながら言った。
「いやー、それにしてはけっこううまくいったな」
「うまくいったな、じゃないですよ。こっちは死にかけてんですけど(大事なところが)」
「はっはっはっ。これに懲りたら、ズル休みはやめるんだな。学年主席の真桐蒼くん。」
「何でそんな事知ってんですか。てか何で俺の名前知ってんですか?」
「学年主席の名前ぐらい教師全員知ってますよ」
「そうなんですか」
マジかよ。怖っ。でも優も俺と同じく学年主席だから有名だな。てかあいつはルックスで既に有名だな。
「さぁ、早く教室に戻りな」
「いえ、新しい用事が…大事なところ痛めて動けないんで休んでいいですか?」
「ははっ。仕方ないな。そこは大事だから次からは気をつけなよ」
「ありがとうございます。」




