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神様は不公平だぁ!!!!  作者: AM
初めに
17/19

十六話 自慢の兄

いつもより少し多めに書きました

俺と優が教室に入ると、大勢の女子がキャーキャー言い出した。ちっ!優め!またモテてやがる。いやーそれにしても腹立つ。まぁ俺は紳士だからそーいうことは言わないけど。

俺は女子連中に目も当てずに自分の席に座った。

すると三浦さんが話しかけてきた。


「ねぇねぇ、真桐くんと志摩くんってどういう関係なの??女子の間でできちゃってる疑惑がでてるけど」


「なっ!?どういうこと??俺と優ができちゃってる??何が!?」


「だからー、ホモってるかってこと」


「ホモってねぇよ!!変な勘違いすんなっ!」


「へー、そうなんだっ。でももう真桐くんと志摩くんの同人誌でてるけど」


三浦さんはそういいながら俺の机の上に一冊の本を置いた。


「えっ?何これ?」


「見てみてください。」


俺は三浦さんに言われた通りに本を開いた瞬間、光の速さで本を閉じた。


「な、ななな何だこの本っ!?」


俺が明らかに動揺していると三浦さんがこの本について説明し始めた。


「この本は私の財力を使って漫画研究部の方々が作りました。この本のタイトルは"美男子と美少年禁断の恋"ですよ」


「何を作ってんだよっ!!」


「ふふっ、自分達の関係がバレるのがそんなに嫌ですか?」


三浦さんが笑いながら言う


「っなことあるかぁ!!ていうか関係って何だよ!!俺と優の関係は親友だよ!」


「ふふっ、そんなに必死に隠さなくてもいいんですよ?」


「だからぁ!!隠すどころか、根本的に違う!!」


「まだ否定するのですか?おっとそろそろ時間だわ。また次の機会に改めましょう。」


そう言うと、三浦さんは自分の席に行った。

ふぅ、まったくどんな勘違いだよ。俺と優がホモってるなんてホモるわけねぇだろ!?

そういえば初日は眠たくて俺の近くの席を確認してなかったなぁ。隣って誰だったっけ?

そう思いながら隣を見た瞬間に隣の席に座っていた子と目が合った。時間がとまったような気がした。


「…椎名…沙奈…さん…」


「あなたは食事会で会った真桐 蒼くん?でしたっけ?」


「えぇ、まぁ」


「隣の席だったんですね」


「そ、そうだな。これから一年間よろしく」


「よろしく…」


おぅっ何て気まずい空気なんだ。ていうか椎名さん静かですね。クールだね!食事会の時は酔ってたからあんなにテンション高かったのか。先生早く来い!!俺はこの気まずい空気から逃げ出したいんだ!!

俺が心の中で念じていると教室のドアが開いた。


「はーい。席に着いてくださーい。」


先生登場!グットタイミング!!

俺は先生が来たのを言い訳にして、椎名さんとの会話を中断した。


「椎名さん、また後で」


「うん。また後で」


ふぅ、助かった。いつものなら最悪だぁ〜って思うところが先生に助けられるなんて。

そういえば今日から部活あるじゃねぇか。ラッキー!サッカーやるのが楽しみだぜ。

おっと部活の前に睡眠をとらねぇと、んじゃおやすみ…


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「ねぇ、蒼。起きてよ。もうお昼だよ」


「んっ…何だ…?ん?お昼?」


俺は一瞬で脳を覚醒させた。


「マジかよ!ヤベェ!ずっと寝てた!」


「大丈夫だよ。奇跡的に四時間目まで全員女教師だったから、蒼の寝顔で癒されてたよ」


「マジか!って変なジョークすんなっ!面白くないから、お前がモテてるの知ってるから」


「だからジョークじゃないって…あっ!購買いかないと!先に行くね!」


優はそういいながら全力疾走していった。


「ふわぁっ…って俺も購買じゃねぇか!!」


俺は鞄の中から急いで財布を探す。


「あれ?財布は??」


俺は記憶を辿る。えっと朝起きて、飯食って、時間がきて、家を出て…


「…って財布持ってくんの忘れたぁ!!!!」


俺はそのまま机の上に突っ伏した。


「ぐぅ〜」


俺の腹が鳴る。

くそ〜仕方ねぇな雫のところ行くか。

そう思いながら教室を出た。

道行く人が俺の方を見て、小声でキャーキャー言ってる。確かに俺は二年で一年の階にいて、さらにイギリス人の母の遺伝で金髪だからってキャーキャーはおかしんじゃない?

雫の教室に着くと教室の入口付近にいた女子に声をかけた。


「あのー、真桐 雫を呼んでくれないか?」


女子は目を輝かせながら


「雫ですねっ?」


と言った


「あ、あぁ」


俺が応えるとその女子が教室に急いで入っていった。

すると教室からキャーキャーという声が聞こえてきた。何事か?と思って教室を覗くとさらに声が大きくなった。


「あれが雫の彼氏?かっこいい!」


「うわっ!凄いイケメンだね」


「美男子だねっ!雫凄っ!」


などの声が聞こえた。

その喧騒の中から雫が急いででてきた。


「ったく誰なの?…って蒼兄!?どうしたの??」


「今日、財布忘れちゃってさ〜。購買で買えなくて、昼まだ食ってないんだよ。金借してくれない?」


「もうっ!本当にバカなんだから。家に帰ったら絶対に返してよ。」


「おぉ!さすが我が妹。ありがとう!助かった。」


俺はそう言ってから購買に走った。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ーー雫視点ーー


私は走っていく蒼兄を見送ると教室に入った。すると私の席の周りに人が一気に集まってきた。


「雫!あれ誰〜!?」


「かっけぇ彼氏だよね!!」


「あんなイケメン久しぶりに見たよ!」


それぞれの思い思いの質問と意見を言ってくる。正直言って、うるさい。

私は口の前に人差し指を出して大声で言った。


「しっ!!!!!!!!!」


皆が一斉に黙った。


「皆、勘違いしないで。さっきの人は私の兄です。」


一瞬静かになったクラスが一気に騒がしくなった。


「うそぉ!?あれが雫のお兄さんなの???」


「雫の兄凄いイケメンだね!」


「確かに真桐刃はイケメンだけど息子はもっとイケメンだね!!」


「ヤバっ!!あれがお兄さんだなんて!ズルイ!」


あー、またうるさくなった。でも少し嬉しい。蒼兄は私の自慢のお兄ちゃんだから。











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