九話 食事会5
今この部屋はワインを飲んで酔っている人が続出している。
俺は小さい時に親父に何度か飲まされていたので酔わなかったが初めての人にはきついらしい。ワインと気づかずに飲みまくっている。
「ったく、何してんだよ。普通、未成年にワインだすか?」
「それはどーも。真桐くんは酒に強いのね」
三浦さんが話しかけてきた。
「あぁ。小さい頃に親父によく飲まされてたからな」
「へぇー。あの有名な真桐 刃 (まぎり じん)がね〜」
「なっ!?親父のこと知ってんのか?」
「知らない訳ないでしょ!あの陸上で最強と言われるホッキョクグマに素手で勝った男じゃない!」
「そーいやそーだった」
「それに相当のイケメン!ってこともね」
「そうか?」
俺はそう言いながら後ろに寄りかかるために床に手をついたら何やら柔らかいものにあたった。何だろうと思って掴んでみた。
「んぁっ…」
と声が聞こえた。
俺は一瞬何が起きているのか分からなかった。だがすぐに理解して光の速さで手を離した。
「どこ触ってんのよっ?」
酔っ払って寝転がっていた椎名さんの胸を掴んでしまっていた。
「ご、ごめん!!!わ、ワザとじゃないんだ!!」
俺は即座に謝って悪気がないことを伝える。
椎名さんの顔が一瞬怒ったと思ったらそのまま寝てしまった。
「……zZ」
「ふぅ〜助かった〜。」
俺が安堵していると、三浦さんが耳元で囁いてきた。
「真桐くんのエッチ…」
「なっ!?ちがっ…」
「ふふ…まぁそういう事にしといてあげます。」
「おい。そういう事ってどーいうことだ」
「真桐くんがエッチじゃないってこと」
「ははっ三浦さんってものわかりがいいね」




