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アナタが好き 宅配ピザ編

帰って来てしまいました。

 僕は新社会人。


 今日は休日でアパートでのんびり。


 呼鈴が鳴った。


 ドアを開くとメイド服を着た可愛い女の子がドコノピザの箱を抱えている。


「お待ちどう様でした」


 僕は覚えがないので断ろうとした。


 女の子が潤んだ目で僕を見るので、


「あ、頼んだかな?」


「ありがとうございます」


 代金を払い、箱を受け取る。


 女の子が帰る。僕は溜息を吐き箱を開いた。


「アナタが好き」


 そんな書き出しの手紙が入っている。


 嬉しいより先に怖くなった。

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