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ボクは君が好き 部活編

「ボクは君が好き」


 野球部の先輩から告白された。


 確かに先輩はイケメンだし、エースで四番だ。


 でも、自分にはそういう趣味はない。


「ごめんなさい。嬉しいですけど、やっぱり自分は女の子が好きなんです」


 その言葉は先輩を酷く傷つけたかも知れない。


 他に言い方がなかったのかと思う。


「そうか。わかったよ。でもボクは諦めない。いつか必ず君を振り向かせてみせる」


 先輩は寂しそうに立ち去る。


「それまでさようならだね、みゆき」

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