『ちょっとした用語集』(適当)
1. 世界観・基礎エネルギー
• エーテル(大気魔力)
この世界の大気中に無尽蔵に偏在している不可視のエネルギー。現代社会における「電気」や「化石燃料」に相当する資源であり、街の巨大なクリスタル塔(エーテル回収塔)などによって収集され、都市のインフラシステムを稼働させています。
• マナ(生体魔力)
人間が自身の体内に保有している生体エネルギー。大気中の「エーテル」を干渉・変換し、物理現象(魔術)を引き起こすための「ガソリン」のような役割を果たします。マナの保有量や出力値には個人差があり、これが魔術師としての基礎ステータス(学年平均は「C」と表記される)となります。
• 魔術刻印
魔術師がエーテルを物理現象に変換する際に使用する、生体的な変換回路。マナを消費してこの刻印を駆動させることで、初めて世界に干渉することが可能になります。
2. 魔術の行使プロセス
• 演算領域
魔術師の脳内に存在する、術式の計算処理を行うための仮想領域。高度な魔術を行使するほど、この領域に多大な負荷がかかります。
• 詠唱 / パス・コード
魔術を発動するために口にする言葉。本作の世界における詠唱は、神への祈りや叙情的なポエム(例:「いでよ炎」など)ではなく、脳内の演算領域に特定の現象を固定するための「アンカー(楔)」として機能します。
そのため、現代の優秀な魔術師の詠唱は「関数」や「パラメータの数値指定」(例:【θ=0.5, P-Ref:22.4】)など、極めてプログラミング的で無機質なものへと進化しています。
• 精神感応型術式
他者の脳内「演算領域」と強制的に同期し、処理を肩代わりさせたり、未使用領域をキャッシュメモリとして間借りする高度な技術。極めて危険であり、防御壁がない対象に実行すると、深層心理にある強烈な記憶(黒歴史など)が逆流する副作用が発生します。
3. 魔術の階梯(「第何種」分類について)
本作の魔術は、干渉する物理法則のレベルに応じて「種」に分類されています。数字が大きくなるほど、より高度で複雑な演算処理を必要とします。
• 第一種(基礎物理・熱力学干渉)
最も基礎的な魔術カテゴリ。対象の温度を変化させたり、直接的な物理力を加えるもの。
• 第二種(空間・ベクトル・重力干渉)
空間そのものや、引力などのベクトル(方向と力)を操作する応用カテゴリ。
• 第三種(生体・内部・結界干渉)
自身の肉体機能を強化したり、他者の細胞に干渉する、あるいは空間を分断する防御・回復系のカテゴリ。
• 第四種(高次複合・事象書き換え)
複数の事象を同時に書き換える、または極めて局所的かつ破壊的な物理干渉を引き起こす高度魔術。
4. 現代魔術ガジェット・施設
• マナフォン(魔力端末)
現代のスマートフォンのような形状をした分厚い端末。背面に魔法陣が刻まれており、所有者の「生体魔力波長」でリンクして空中にホログラム画面を展開します。魔力操作が苦手な者のために、物理的な画面スワイプや音声入力で魔術の補助を行える「手動操作モード」も搭載されています。
• 霊脈駅
地中に張り巡らされた「霊脈(魔力の流れ)」の磁場を利用した交通機関。車輪のない電車が反発力で浮遊して走っています。改札はマナフォンをかざして通過します。
• 第一魔術科高校 指定制服
生徒が着用するブレザースタイルの制服。ただの衣服ではなく、生地の裏地に銀糸で「環境適応」や「物理衝撃緩和」などの術式が編み込まれた、一種の魔術礼装(防具)です。




